なろうとか③ 作者と読者のどっちが偉いか
「どっちが」偉いか。
考えるだけ無駄です。
なんでこんな事を言い出すんでしょうか? その理由から考えてみましょう。
おそらく、感想欄のやり取りが始まりと思います。
感想への返信、批判、修正“命令”が問題になったのではないでしょうか?
お互いかどうかは分かりませんが、自分の「こうあるべき」をぶつけ合い、意見を押し通そうとしている。その中から「こちらが偉いのだからこちらが正しい」と変化した。推測ですがね。
正解かは横に置き、この考えをベースに私見を述べます。
まず感想。
アホかと。
感想や意見について、互いに強要すべき考えなどありません。マナーなどは守るべきですが、それだけです。
真面目なお話、投稿された小説の著作権は作者にあると、「小説家になろう」が明記しています。つまり、作品に何か言われたとして、方向性や直しなどの判断は全て作者に委ねられます。例外は「小説家になろう」運営のみです。
では作者が偉いかというと、その様な事もありません。作品に感想(批判含む)を書くのは、読者に与えられた権利です。作者は作品ごとに感想欄を書き込み禁止にできますが、書ける設定なら書く権利があると見てもいいでしょう。その権利を作者は奪えますが、問題は書き込んだ後の話なので、ここでは省略します。
権利云々は小説であれ感想であれ、「書いた本人に存在し、例外は運営」という事ですね。でしたら、必要なのは互いを尊重する理性であり、権利を認め合う寛容な心です。
つまり、「どちらかが偉い」と考えること自体が「間違い」だと私は考えます。
仮に「偉い」相手を決めるのであれば、「小説家になろうの運営」だけですね。
ついでに。
相手に感謝するかどうかは「どちらもすべき」でしょうね。
感想欄への返信の是非は、「作者に強要する権利はない」ですが、作者自ら「ご意見・批判お待ちしています」と書いた場合に限り、可能な限りするべきじゃないでしょうか? 「求めた以上、対価を支払う」のがマナーだと思いますので。
そのうえで「(個別に)返信できません」と明記してあれば返信が無くても怒る人は、まずいないと思います。