魔法雑談① まず戯言
・ 魔法とは何ぞや?
まず、「魔法とは何か」ということを考えよう。
魔法という考え方はライトノベルを中心に多種多様な形があり、「作者様の考える魔法が、魔法なのです」と某CQCのような結論になってしまいます。あまりにも多様すぎて、まとめることはほぼ不可能です。
なので、ここで取り扱う分だけをまとめてみます。
「物理法則を無視する凄い力」
頭が悪そうな意見ですが、このようにまとめておきます。
世の中には「息を止めて目を合わせると石化」なんて魔法もあるんですよ? しかもMPなどの消費もなしで。そんなのまで混ぜたら、私はこう言うしかありません。
ポイントは「物理法則を無視する」でお願いします。
・ 魔力とは何ぞや?
魔法を使ったときに消耗するMP。一部、MPの必要無い魔法も有りますが、それは横に置きまして。MP=魔力って何でしょうね?
一般的には、MPは人間の中にあります。血のごとく流れているように表現する方もいますね。呼び方は「オド」「マナ」「プラーナ」などなど、様々な呼び方がありますが、とりあえずここでは「魔力」で通します。そういえば、大気中にあるのがマナで、人間の中にあるのがオドっていう設定が多いみたいですねー。某型月の影響だと思いますが。
これについては「魔法を使うためのエネルギー」程度に考えておけばいいです。
・ 呪文について
ファンタジー系の魔法だと「呪文を唱えて使う」イメージがありませんか? では、この呪文って、なんで詠唱する必要があるんでしょうね。
原型は、宗教祭典の祝詞にあると言われています。ただ、祭典の時って、踊りなどもセットであるべきなんですよね、本当は。推測ですが、魔法使いって研究者や学者的なイメージがあるじゃないですか。そんな人が踊ったりするところは想像がつきにくく、結果として呪文だけが残ったというのが真相じゃないですかね? 私の考えですが。ちなみに某TRPGでは「魔法使いは鎧禁止。動きを阻害するものは全面的にアウト」らしいですが、踊りの名残なんでしょうね。
そうなると、呪文の意味っていうのは、「何か超常的なものに呼び掛け、力を行使してもらうための手段」が原型になるわけですが。中には呼びかける対象が「自分自身」っていうパターンも存在するんですよね。魔法を使うためのトランス状態に移行する暗示として使われる、とか。
ゲーム的には短縮したり破棄したりすることもあるので、「魔法を使うための一手段」程度に考えていいかもしれません。
・ 呪文における使用言語
魔法使いの呪文って、使う言語が特殊である場合もあります。神代言語を使った神聖魔法とか、竜の言葉を使った竜言語魔法とか。
前述の呪文の起源から考えれば、宗教的な言語というのは専用のそれが多くあることも踏まえ、「力を借りる存在に合わせて言語を変える」ぐらいは当然なのでしょうね。
どうでもいいようで重要な話ですが、魔法が言語で分類される場合、使用目的などで再分類するのは非効率的かつリアリティの欠如を招きます。というか、雰囲気の整合性が取れず、チグハグな印象を与えます。言語にこだわる気があるなら、注意しましょう。
・ 他の魔法の使い方
最初の方に書いたように、「息を止めて目を合わせる」ことが発動条件の魔法も世の中には存在します。魔方陣が必要で、延々と儀式をしなきゃいけない魔法もあります。踊って使う魔法もあれば、触媒と呼ばれる物を消費して使う魔法もあります。指で魔法文字を書くと発動する魔法もありましたね。そうそう、魔導書やその他発動体が必要なケースもあります。
頭の中に魔法をイメージできればなんでも良かったりと、魔法の使い方に関する制約は話によって様々です。古典から斬新なものまで、一つ二つの「制約」を課すことで、魔法はより魅力的になるでしょう。
最近の魔法は、使い勝手が良すぎると思います。