表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猫の雑記帳  作者: 猫の人
19/42

なろうとか④ 感想欄

今回も毒が大盛り。

煽り耐性のない方はスルー推奨です。ブラウザバックしてください。

 感想欄というのは、作品に対する意見を言う場であって暴言を吐く場所ではない。

 『返信』による作者と読者のコミュニケーションの場でもあるが、いわゆる「毒者(どくしゃ)」問題のように、作者を過度に追い詰めるケースも後を絶たない。

 なので、今回はその問題について、私見を述べたいと思う。



 まず、やってはいけないこと。読者側から作者に対して暴言を吐く、つまりは人格攻撃に相当する発言をしてはいけないという事だ。

 「当然のことを」と思う人もいるだろうが、累計ランキング上位の作品の感想欄を見れば納得してもらえると思う。作品の中にある矛盾点・展開の強引さ・鬱展開・超展開・更新頻度を突いた、作者への「口撃(こうげき)」をする人というのが一定数いるのだ。もちろんこれはルール違反であり、マナーの欠如した行いだ。最悪、アカウントの停止処分を受ける可能性を含むことを理解してほしい。


 ただ、この問題において間違えていけないことが一つある。

 作者への暴言はNGだが、作中キャラへの暴言はOKという事だ。

 例えば。作中の敵役が非道な行いをしたとする。読者がその敵キャラに対し、害意を持ってしまう事、そのことを感想欄で明言するのはOKなのだ。これは作者の意図した方向へ読者の誘導がうまくいったからだと、自慢していい。

 同様に、主人公側のキャラが間の抜けた行為を行い、感想欄で馬鹿にされるのも問題ない。作者が意図せぬ結果であろうと、その行為を読者がどんなふうに解釈するかは自由なのだ。よって、意図せぬ評価を受けようがそれは作者側の技量不足の結果であり、暴言ではない。あくまで作品に対する感想でしかないのだ。

 読者は作者の意図によるものなのかどうかは想像するしかないので、それを理由に作者を貶めてはいけないと断言しておく。



 次に、ネット上での論争のやり方について少し話しておきたい。

 というのも、感想欄で読者同士が持論を主張し合う事が多々あるからだ。感想欄は作者へのメッセージなので、論争モドキなどは他所でやれと言いたいし、そもそも「論争になっていない」ので苦言の一つでも書きたいのだ。


 まず、日本人は論を主張することが苦手だと言われているが、あの「主張しかできない」書き方を見ると否定できない話だと痛感する。

 そもそも、論を主張するにあたって基本的な姿勢ができていない。それは「相手の主張を理解しようとする姿勢」である。

 自分の論を主張したいのは分かるのだが、相手の言い分を正しく把握し、そのうえで主張しようとする人間が少ないのだ。彼らのやり方を要約すると「お前の主張はこうだろう? それは違う。こうなんだよ!」となる。正しくは「あなたの主張はこれであっていますか? 私の主張はこうです。このような考え方はできますか?」である。

 相手の論の中にある正当性を探し、それを認めたうえで他の方向性を示唆し、「互いに」歩み寄ろうとするのが正しいやり方である。けして、相手を叩き潰すことを目的にしてはいけない。論争は戦争ではないのだ。戦争ですらちゃんとした決着をつけるべき点を決めて進めるのに対し、自分の勝利以外を認めず行う主張合戦はただのバカと言った方が早いが。

 特に相手を決めつけて聞く耳持たず自分の主張だけをしてブロックしてしまうなど、感情的な幼さを発揮する人も少なくないのが現状だったりするが。


 また、自分の主張がすべて「公的に」正しいと盲信し、暴走するのもよくない。

 既に削除された感想であるが、持論を主張するしかできない人の中に「風評被害」を理由に作品へ非難をしていた人がいる。

 細かい主張は省くが、「『小説家になろう』に投稿する小説は公的なものであり、社会的影響を考慮して投稿すべきである。貴方の作品は風評被害を発生させるとんでもない作品だ」というものだ。前半部分だけ見れば、その通りである。投稿された小説が公的に発信する情報である以上、一定の責任を負うのは当然であり、それを否定する人は「小説家になろう」の規約でも読んでくればいい。不文律のようなマナーではなく、記述のあるルールとして存在している。


 しかしだ。その人の言い分のうち、一つだけ問題があったと私は考える。その小説において非難されたシーンが「本当に風評被害を発生させる表現だったかどうか」という点である。

 そこは個人の好悪による判断であり、議論の余地がある。それを「私は絶対に正しく、他人はこの意見に従うべきだ」と言い出すと話は違ってくる。

 ある程度、他人の考えに対する寛容さを、人は持つべきだろう。


 まとめてしまうと、


・ 相手の正しい部分は認めるようにしよう

・ 解釈の多様性を認めよう

・ 自分の考えが絶対でないと理解する


となります。


 論争関係で最後に付け加えますが、感想欄に書かれた意見のうち、出てきたものは氷山の一角でしかありません。

 特定個人の意見を叩き潰しても「意味がない、無駄な行為」でしかありません。主張して、意見が受け入れられなかったとしてもスルーしましょう。その人を「叩き潰せた」としても、似たようなことを考えている人は結構います。

 作者へのフォローのつもりかもしれませんが、無駄に心労を重ねることを強要しかねません。別の、もっとうまいやり方を考えましょう。



 あと、感想欄での口調について。

 敬語・丁寧語の練習程度に考えるのが「無難」です。

 感想欄で内輪ネタをできる程度に作者と仲良くできていればいいのですけど、あからさまに横柄な口調で書き込むのはハイリスク・ノーリターンです。

 作者ごとに対応は違いますが、相手の許容範囲を見極めてください。私は大丈夫というか一切気にしませんが、人によっては「(笑)」「www」などのネットスラングに忌避感を覚える人もいます。





 作品に対する感想は、作者にとって良い糧となります。

 共存共栄、それができる環境になるよう、お互い意識しましょう。

 この手の問題は、努力なしに「なんとかなるだろ」ということはないのですから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ