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猫の雑記帳  作者: 猫の人
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エタり回避論③ 習慣を作る

 人間の行動の半分は惰性で出来ている――



 これは惰性と言わず習慣など、他の言い方をすることの方が多いですが、なかなか否定しにくい言葉です。

 朝、起きる時間。ご飯やトイレなどもほとんど時間通り。

 勉強やゲーム、読書などの時間配分。「ここまで」というのは決めているわけではなく、「これぐらいなら大丈夫」という経験則から判断されます。


 小説を書くときも「これまでの経験」つまり、「これまでの習慣」が意外なほどに影響を及ぼします。

 ――完結させるかどうか、さえ。

 一回完結を諦めると、「前回は完結できなかったし、今度こそ」ではなく、「また完結できなかったけど、まあいいか」に陥りやすくなります。「一回やったんだし、二回目でも」と、悪しき前例になりやすいのです。

 ですので、出来る限り「完結済み」にする習慣が必要です。


 ですが、逆に考えると、「完結させる習慣」を作ることも可能です。

 「ここまで書いたら終わり」「打ち切るかな?」「先を思いつかないか。じゃあこうやって終わらせるか」などと、「完結させる前提の思考」を構築できるはず。

 この考え方、言うだけなら簡単ですが、実践は難しいです。具体的にどうするか、考えてみましょう。



・ 短編で書く

 一回限りで終わります。

 終わりを前提にした文章を書くため、終わらせれないなら投稿できません。……蛮勇を振るい、書きかけを投稿しない限りは。

 個人的には、文章・小説を書くなら、まずこちらを試す方がいいと思います。

 「小説家になろう」の中には「短編職人」とでも言うべき人も存在します。あのレベルに到達するのは逆に難しいですが、短い(?)文章の中で一つの話を書ききるというのは、アイディア出しの練習にもなりますよ。


・ 完結するところまで話を考える

 あらすじレベルで構いません。最後まで考えてから、書き始めましょう。

 最後まで書ききってから、というのができれば最善です。とても、とても難しいでしょうが。

 おそらく、途中であらすじ通りにいかなくなるでしょう。そんなときは、「最後の一文のみ変えない」ようにした上で、「最後の一文を実現するための途中」を考えます。もしくは、「どうしても書きたいシーン」を中心に話を考えるか。

 もしくは「どうしようかな?」と迷えるように、最初から複数パターンのエンディングを用意するか。私の場合はこっちの考え方で書いています。

 どういったやり方でもいいですが、漠然としていてもいいから「終わりまで話を考えておく」のは大事だと思います。


・ 打ち切る(章単位でまとめる)

 完結まで書ききれない時の、最後の手段。話の中で区切りをつけ、そのままエンディングを迎える。

 途中のイベント一つに目をつけて、それを終わらせたところでエンディング。

 打ち切りエンドの書き方については週刊少年誌の単行本で「全3巻以下」の本が参考になります。プロの編集による打ち切りの見本市です。人気が出なかった作品とはいえ、考え方を学ぶにはいいでしょう。

 ……7巻で打ち切りになった某卓球漫画。あの打ち切りだけは、悔しいの一言ですがねぇ。




 今回は「終わらせるための方法論・大枠」だけです。

 次回はもう少し細かい話をしてみようと思います。

今回の話は、頂いた感想をもとにしています。

……原形をとどめていない気もしますが、気にしたら負けですよね?

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