テンプレ擁護論③ 水戸黄門
日本人は、古くから「テンプレ」「主人公最強」「チート」「勧善懲悪」「お色気」が好きだった……っ!
嘘じゃないですよ?
まあ、なろうにおけるテンプレの隆盛について、少し考えてみた。
そして出した結論は
「水戸黄門」
である。
考えてほしい。
水戸黄門におけるシナリオとは、完全に一定のパターンが存在する。ハリウッド映画でもよいが、時間に合わせて展開が決まっているのだ。つまり、テンプレ順守が基本である。
次に、主人公である水戸光圀は絶対に負けない。本人が強いわけではなく、チームとして最強なのが突っ込みどころであるが、これについてはスルーしてほしい。ダメなら「暴れん坊将軍」に切り替えるけど、通しでいくと「水戸黄門」が最善なので。まあ、絶対的強者であるスケさんカクさんを従えているんだから、最強っていうのもそこまで間違っていないと思うが。
そして水戸黄門を代表するアイテム、「葵の紋の印籠」だ。どんな敵でも最後に出せば平伏するほかなく。実際にやっていることを見たら違法捜査の権力乱用なのだが……とにかく出せばどんな敵でも頭を下げて一件落着のチートアイテムだ。効果が無かったのは全シリーズ通してたった一回、オランダ人かポルトガル人か、外国人に効かなかったときだけだ。
勧善懲悪に関して、説明はいらないだろう。現実でもそうだが、悪人というのは法の隙間を潜り抜け、通常捜査では立件できないような悪事を働く。それを違法捜査だろうと管轄違いだろうと内政干渉だろうと、ルールを無理を通して悪を裁く。ハッピーエンドは基本ですな。
最後に、入浴シーンを標準装備し、ハーレムモノとは違った形で男性視聴者の興味をひく。これが無ければ視聴率が5%減るとまで言われていました。まあ、某女優の年齢を考えてはいけなかったり、二代目女優に負の遺産を継承させたのでは? という疑惑もありますが。当時は画期的手法だったのですけどね。
最後で遠い目をしそうになりましたが、人気のあるやり方というのは、基本は同じなのでしょう。
王道勇者モノがリアリティ追求により現代風に変化していくように、現在の流行りも読者の突っ込みという洗礼を受け、新たな方向性を探すでしょう。
ですが、きっと、根っこにあるモノは変わらないのではないでしょうか?
変わらずそのままだから、水戸黄門は人気低迷などといわれている気がしますね。
最後に毒を吐いてしまった。
だが、後悔していない。




