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猫の雑記帳  作者: 猫の人
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テンプレ擁護論③ 「奴隷」「ハーレム」

 「奴隷」と「ハーレム」の組み合わせ。

 女性からの批判を一身に受けるこの組み合わせの擁護に、今回は挑戦します。

 ただし。相当過激に書かせていただきますので、汚い表現が嫌いな方はブラウザバックを推奨します。


 「奴隷」の定義は「主人の命令に絶対服従の存在」とし、

 「ハーレム」の定義は「性行為を伴う女性が複数いる状態」とします。

 本来もっと広義で使われるこのテンプレではありますが、今回に限り、このように定義します。




 まず最初に、私の趣味を暴露します。

 「奴隷」タグにたいして価値を見出しておりません。ただ、シチュエーションを作る素材として見ており、自身の作品で使う気のない要素と割り切っています。

 「ハーレム」に関しては、大好物の一つです。性行為自体はわりとどうでもいいのですが、『男女のイチャラブ』を読むのが好きなのです。つまり、「逆ハー」だろうとイケますとも、ええ。



 さて、批判への擁護という事で、まず批判内容を提示します。


「女性を物扱いしている」

「童貞男の願望丸出し。キショイ」

「低俗」

「その趣味を悪い事でないと認めるなら、母親にでも力説してください」


 他の方の感想欄からの引用です。

 かなり要約しています。

 では、はりきって「論理的な反論」をしてみせましょうか。



 まず、「女性を物扱いしている」ですが……これ、言い出した人は馬鹿じゃないでしょうか?

 ここは「小説家になろう」です。「ノクターン」ではありません。これ、すごく大事。


 どの主人公が女性を物扱いしましたか?

 女性を性欲のはけ口程度に扱う主人公など、私の知る限り人気作にはまずいません。

 理由は簡単ですね。見ていて、気分が悪いからです。

 世間一般でいえば、そういった「女性を物扱いする主人公」は「18禁系の創作に限り」一定の需要があります。そこは認めますが、「小説家になろう」をはじめとした「全年齢対象作品」において「そんな屑では人気が出ない」ので、上位作品には「いません」。

 出てくるとしたら、ただの悪役ですね。そんな屑が無残に無慈悲に殺される様を見るのは多くの読者の楽しみになっていますが、主人公はまずやりません。裁く側です。


 「だったらなぜ解放しないんだ」と返されれば、こう答えます。

 「殺す気か、阿呆」と。

 奴隷契約というのは、一種の雇用契約です。

 つまり、奴隷を解放するというのは、会社でいえば「クビにする」ことに相当します。

 クビにされた奴隷はその後生きていけますか? 職を失い、職能もなく、家族もいない奴隷を解放し「もう自由だ。好きに生きてくれ」。

 奴隷生活の中で付きたい職業という目標を持っていると思いますか?

 主人には「奴隷の生活の面倒を見る」という義務があるのですよ?

 そんな奴隷から「主人の保護」という毛布を取り上げる? どこの鬼畜ですか、それは。

 奴隷を所有した主人公の中には、奴隷を解放するシチュエーションが書かれることも多いです。しかし、その場合彼らは「その後の生活手段」があることを確認するか、自身が面倒を見る形で生きる手段を用意します。

 何の考えもなしに「奴隷から解放する」のは、ただの「バカ」「鬼畜」「無知な偽善者」です。悪人よりも「奴隷に対する害悪」です。

 奴隷という立場が一種の保護であることをお忘れなく。奴隷という制度、考え方がなかった場合、彼らは「とりあえず殺そっか」と言われかねない立場であるのです。少しは考えましょう。



 「童貞男の願望丸出し。キショイ」という感想に対してですが……女性というモノを、高く見積もりすぎでは?

 はっきり言いましょう。


「誰がそんな“罰ゲーム”を望むのか?」


 私の意見ですが、ハーレムなんて言うのは罰ゲームです。

 それを「男の欲望」?

 ハーレムにそんな価値はありませんとも。男性から見た女性というのは、そんなに「価値のあるもの」ではありませんよ?

 嘘だと思う方は、近くの男性に聞いてみましょう。「現実的に考えて、ハーレムを作りたいと思うか」を。馬鹿じゃなかったらまず「いらない」って言いますよ。例え童貞だろうと言いますとも。


 では、なぜハーレムものに人気があるのか。

 それについては私だって知りませんよ。私は「外から見ているのが楽しい」「創作ものだから楽しい」ですけど。現実で、近くで見せられれば砂糖でも吐きかねないですがね。

 まあ、この「創作だから」っていうのは多くの方に共感してもらえると思いますよ。

 それこそが「フィクションならではの面白さ」なのですから。



 「低俗」。

 否定しませんが、非難する方の言葉としては「馬鹿」でしかないと言い返しましょう。

 低俗は、悪い事ではありません。


 これを持って非難する方は、存在全てが「高尚」なのですか?

 違いますよね。

 では、「高尚であろうとしている」のですか?

 違いますよね。


 人間とは、清濁併せ持つ生き物なのです。

 それを否定することは誰にもできません。聖書においても、「人間の尊さは善悪併せ持ち、それでなお、善であろうことを選べる」と書かれているのですから。聖書に喧嘩を売る気ですか?

 低俗()を求めるのが悪い事ではないのか、と言われれば「人に迷惑をかけない範囲で認められる行為である」と言い切らせていただきます。

 否定されるようでしたら、その方は娯楽を廃し、清貧に生きる方で無い限りはダブルスタンダードであると言う事です。

 自分の発言に、責任を持ちましょう。



 「その趣味を悪い事でないと認めるなら、母親にでも力説してください」にかんしては、馬鹿発言過ぎて目も当てられないです。

 どんな趣味にも理解できる人と理解できない人がいます。

 理解できない人に力説してどうするんですか?

 あと、「ハーレム」という性的要素を含むことを力説されるよう求めるのは、「ただの痴女」である発言者にとって容易いのかもしれませんが、一般的道徳を持った私には無理です。

 違うと言いたければ、「今までの男性遍歴、ならびにその時行った性行為を父親に説明する自分」を想像してください。そのうえで、ご自身の発言と何が違うのか考えましょう。





 とまあ、問題発言が多めですが、以上で擁護を終わります。

 最後に、少し。

 「ハーレム」などを男性限定の趣味とおっしゃられる方は「逆ハー」「腐女子」「百合」に関する擁護でもしてください。

 性行為などに関して言えば、男女どちらも一般的でない趣味の方が存在します。

 一方的に男を悪者にできると考えるのは、「人間性の腐った女性」の特権意識であると断言しましょう。

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