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白の少女は三人の男に愛される  作者: 有氏ゆず
第二話 少女は初めてのパーティを組む
21/71

2-5



無事、息の詰まるような一限目が終わった。


エドウィンの執拗な視線と、それを庇ってくれたレオンハルト、セリウス、そしてミカゲ。教室内の緊張感は、授業終了の鐘と共にようやく霧散した。


まふゆは隣の席でまだ不機嫌そうな顔をしているセリウスに、小さな声で「…ありがとう」と伝えたが、彼は「別に」とそっぽを向くだけだった。




……続く二限目は、場所を移しての戦闘訓練。


生徒たちはぞろぞろと教室を出て、学園の広大な敷地の一角にある実習場へと向かう。そこは森や岩場が再現された地形で、学園が管理するスライムやゴブリンといった比較的弱い魔物が放し飼いにされている。


「よし、全員集まったな!これより魔物との戦闘訓練を開始する!言うまでもなく、実戦では単独で戦う場面よりも、仲間と連携する場面の方が多い!そこで、今日は今後のパーティ編成も視野に入れ、各自4人1組のチームを組んでもらう!さあ、近くの者と組め!」


教官の号令が響き渡る。

生徒たちは早速、仲の良い友人同士で声をかけ合い始めた。

そんな中、まふゆの周りには、自然と見慣れた三人の顔が集まっていた。


「決まりだな。俺とセリウス、それからまふゆと……」


レオンハルトは当然のように言い、まふゆの後ろにいつの間にか立っていたミカゲに視線を送る。


「まあ、このメンツが一番動きやすいだろうし……別に構わないけど」


セリウスはぶっきらぼうに言いつつも、異論はないようだ。先ほどの気まずさもあり、まふゆの隣にいるのが少し照れくさいのかもしれない。


「…………」


ミカゲは何も言わない。

だが、彼がまふゆ以外の誰かと組むことなど、万に一つもあり得ない。その無言は、絶対的な肯定だった。




こうして、自然な流れでレオンハルト、セリウス、ミカゲ、そしてまふゆの4人パーティが結成された。


レオンハルトがリーダー、セリウスが魔法攻撃とサポート、ミカゲが斥候と奇襲、そしてまふゆが治癒と支援。期せずして、非常にバランスの取れたパーティが出来上がっていた。




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