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ヨツ沼のニヘエのはなし  作者: ぽすしち


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かぞえてなさる


『 いうたろオ? わしはここへ最後に来たモンじゃったから、沼で漁ができる番をまつしかできんわ。毎日、番がまわった漁師がひとつの沼で四匹とるが、その番もなかなかまわってこん。それに、ほかの漁師は夫婦者や親子でやっておるがわしはひとりじゃ。親方のいうことなんぞきいておったら干上がるわ。 そこでな、わしは漁の番がまわってきたときは、アカンといわれとったが網をふたつなげこんだわ。思った通りふたつの網に魚がはいりよる。とれた魚はそのままもどさずもちかえって、ほかのモンにみつからんよう売りにいったわ 』



 かくれてもうけていたのを、やがてほかの漁師に気づかれたのに、なにもいわれなかった。


『 てっきり、わしになさけをかけてみのがしてくれとるんかと思うておった。 ―― じゃがのオ、しばらくすると、名をいうて網をなげても、魚がとれなくなってのウ 』



 するとその日から、むしろを敷いた小屋の土間下から、こえがきこえるようになった。





      とったとった よけいにとった


        百匹とった よけいにとった


       もどせやもどせ よけいなかずを


         




『 ―― わしがよけいにとっておるのをみてたモンがはやしておるのかとおもって、おかしなことをやりよるなと怒鳴りこんでやったらな、そいつがわらっていいよった』





  そらあんた、この《沼の神様》じゃ。神様はかぞえてなさるからのオ










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