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ヨツ沼のニヘエのはなし  作者: ぽすしち


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33/44

ここの漁師



  『 ニヘエどん、あんたが魚をとってくれて、わしはこうして沼へはいれたわ 』  

  


   とつぜん、ひとつの顔が目をあけて、そう言った。



   あのじじいの顔だった。




 タヌキがここまで大がかりに化かしてくるのは大したものだが、ひとつひとつが気色悪い。


 文句をいってやろうとくちをあけたら、いっきに水がはいってきた。



 ごっ ぼっつ


  っ、これも、化かされてンのか?

  


 だとしたら、くちいっぱいのこの生臭い味も、さめたらなくなるのか?この息苦しさも?





  『 ここの漁師はな、この《沼の神様》から魚をわけてもろオてるんじゃ』 



   じじいの顔がニヘエをみてわらう。



  『 《沼の神様》はかぞえてなさる。 名をきいて、神様が《魚をわけてやったモン》が、何匹もっていったか、かぞえておるんじゃ 』




 一人がいちどの漁でもちかえれるのは、十六匹までときめてある。

 親方がまとめた漁師たちはそれを守っていた。

 それよりおおくもちかえれば、『だれ』が、『どれほど』おおくもちかえったか、数えている沼の神様にはわかっている。





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