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ヨツ沼のニヘエのはなし  作者: ぽすしち


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24/44

おおいかず


 たおれたアシの上をひきずり、沼から遠くはなしたところであみをすこしだけひらき数える。



「こりゃあ・・・えらいとれよったな」



 三十はこえた数だろう。

 腰からビクをとり、網ごといれようとしたが、さすがにはいらない。


 しかたないので、ビクのくちを網へつっこんで、一匹ずつうつすことにした。



「よおし、これなら逃げんじゃろう」



 うまくやったとつぎつぎと魚をうつしていたら、沼のほうから、ぼちゃんぼちゃん、と音がして、ふりかえってみたらビクの底から、魚がとぶように沼へ引き戻されている。



「なんじゃ!?底がぬけとる?」


 あわてて手でふさいたが、ビクはころがって網からはずれ、こんどはくちのほうからとびだすようになる。



「まて、まて、もどれ、もどれ」



 だが、魚は《ニヘエ》の頭の上をとんでゆく。



 どうにか必死でかきあつめ六匹をもどすことができた。



 ひきちぎった草でどうにか底をなおしたビクのなかに、十八匹もの魚がのこった。





     『  魚はなア、ひとつの沼で四匹までじゃ 』



  じいさんの声がまたよみがえる。



    

   『 よけいにとれた魚はな、まんなかの『アシ沼』へおいてこい 』



 ひとつの沼で捕っていいのは四匹。

 沼は四つ。

 それならば、とっていい魚の数は十六だ。

 それにたいしてとれたのは十八。


  たった二匹おおいだけだ。





    『 《沼の神様》が、かぞえてなさる 』





 「 ―― くだらねえ」








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