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白黒と変化

二章です。長さは未定です。学園生活書いてて楽しければ長引きそうです……✍︎(-ω-`*)

現在2週間分予約投稿中っ!

「はっ!!思い出した。転生は上手く行って良かったが、疑問が多く出てきた」


なぜ勇者の血筋のホワイト家に転生しているのか。

これは魔王時代の関係値と深く知った種族が人間で寿命が長ければもう少し共にしたいと思っていたからだと推測をしていた。


「それにしてもホワイト家とは…なんの因果でこうなったんだろうか」


そしてこの腕輪である。

色が真っ黒で昔俺が使っていた魔法が少し込められていることを感じた。

これを付けたことで記憶が蘇っており、言い伝えもあることから考えると、ブランクはここで転生することを予知していたのかと思う。

それか俺がここに引き寄せられたのだとすれば、それは必ずこの国を見て欲しいというブランクの思いが強かったことになると考えていた。


「人間に生まれたからには早めに魔法を鍛えなければ、扱える魔法に制限がかかりそうだな。基礎トレーニングさえも今はワクワクしてできそうだ」


2000年の時が経ち色々な発展があったかブラックが便利と感じた自分のステータスを確認するものだ。これは誰でも使える一般的なものになっているが、これがあれば魔法の容量や消費量が定量的に分かるので非常に便利だと思っていた。


そしてアーテルとして生を受け、なんと白魔法が使えることに気づくと喜びが押し寄せてきて、興奮が止まらなかった。

これもブランクの思惑なのかもしれないと少し思ったのであった。

なぜなら白魔法のみ使えない状況の魔王にこの色の楽しさを染脳しようと思っていたかと思うと非常に可愛く思えてきたからである。


ステータスを見てみようと思い念じた。

ーーーーーーーーーー

名前:アーテル・ホワイト

レベル:1

MP:10150/ 10150

属性:白・黒・金

称号:色の王。金の到達者。神殺し。魔王。

願望:世界を破壊しないでください。

ーーーーーーーーーー


「ん???なんだこれ?」


ステータスがぶっ壊れていた。

まず魔王時代にもできていなかった属性が白と黒が混ざっていた。魔法の属性は基本補色関係の色は持つことがほとんどないとされているが、その中でも一番混ざってはいけないものが混ざっていた。理由としては一番相性が悪くその一人で操ることができないからとされている。しかしアーテルは生まれた時にはまだ魔王の記憶がなく、しばらく経ってから思い出したため、魂が2つ存在する状況になっており、その結果扱うことができるようになっていた。そして金だが、前の魂を引っ張ってきており、輪廻の世界で生き抜いたことから、輪廻の世界で王と知らず認められていたため、金色が属性として現れるようになっていた。この金自体は大きな魔法が使えるようになるわけではないが都合の良い魔法でもあった。


「昔の記憶を辿っても状況が把握できない」


もちろんアーテル自身が知るよしもなかった。

そして称号も引っ張ってきており、何より願望というおかしな欄が存在した。

これはこの世界の管理をしている神が白を持って生まれた魔王に対して手出しができないので、ステータスを乗っ取ってお願いしていた。

神は基本的に世界の中は干渉することができず、すでに生まれてしまった化け物を処理する方法がなく、敵を作ってももはや意味がないと思っていたので、このような手段を取っていた。


「それに願望は神が俺に何かアプローチしてきているのか。世界は壊さないし普通の人生を送りたいと思っているから」


それにこれからどう過ごすかは自分次第になっているが、やはり2000年も経っていると世界が変わり果てているのでそこの認識をしっかりすることを決め、なるべく普段通りに過ごすことにしていた。

7歳のアーテルはそろそろ魔法の訓練を始めるといった時期であり、誤魔化すことが上手くできるかの心配をしていた。

またこの王国では10歳から貴族やカラーマスターたちは学園に入ることになっている。アーテルはそれまでMP上げをすることに加え、なぜか剣術といった物理職の訓練もさせられるのでその指導を受けて世界の情報を集め始めていた。


MPが爆増していた状況は前の魂が影響して黒と金を扱う最低限のMPが追加されたからであった。


・・・3年後・・・

10歳を迎えもう数ヶ月後に学園に入学する時がきていた。

この時代について収集した情報をまとめると、魔法のレベルは上がっているどころか下がっており、シーレックスに至っては侵食級を使えなくても入れる状況になっていた。それにカラーバリエーションが増えており、最初はこの家もカラーマスターに入っていることも驚いていた。そして魔法の衰退に合わせて物理職の重要度が上がってきており、雑魚魔法を使うくらいなら身体魔法を使える剣士の方が強いと特権階級の貴族たちが同じ土俵で強さを語れる状態になっていた。

これは初代皇帝の勇者ブランクが剣と魔法を両方扱い戦っていたことから、魔法以外の攻撃手段の研究が進んだ結果であった。

どうしてもカラーマスターに比べて魔法の威力や強度、レパートリーを上げきれない貴族たちが生み出したものであり、現在では魔法はあくまでサブとなっており、カラーマスターの家系も物理職を取り込んでいる状態であった。


「なぜこんなに魔法が衰退しているんだ?学園にいけば歴史を知れるだろうからその時に考察しよう。ちなみに白弟子はどんな歴史を残したのかも気になる」


魔王と勇者が一緒に住んでいたとは書いていないだろうと思いつつ、どのように伝わっているか楽しみであった。

そしてホワイト家は現在カラーマスター序列色爵となっていた。

この序列は薄色爵(はくしゃく)色爵(しきしゃく)濃色爵(のうしゃく)となっており、魔法レベルと培ってきた権力で決まっていた。

ホワイト家は当初白爵(はくしゃく)となっており、新たな3つ公爵と合わせて名を残していたが、現在はシーレックスでもなく色爵となっていた。


「数千年も経てば色々変わるもんなんだな」


時代が流れていることに納得していた。

現在の白爵はクリスタル家となっており、これは勇者の家系3つの中の一つである。

ホワイト家を継げた者と新たにクリスタル家とスターライト家とできており、公爵として代々続いていた。

ホワイト家は貴族階級は公爵として残っているが没落寸前とも言われており、かなり不遇な状況であった。


そしてアーテルは魔法をそこまで使うことなくMPを爆伸ばししていた。現在は8万ほどまで上げていた。行った鍛錬は非常に簡単で古来から伝わっている魔力の循環とコントロール、寝る前には全て放出して気絶するように寝る。現在の容量では足りないと身体は感じ、どんどん容量を大きくしていく手法だ。ただここまで伸びたのは初期MP値が大きすぎたため、伸びも大きくなっていた。


・・・


学園に入学する日がいよいよやってきた。


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……✍︎(-ω-`*)

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