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魔球と空斬

書きたいシーンまでスキップしたい!

なんかそこまでの話がどんどん増えていく!!


リズが演習場に住むようになってしばらく経ち、アーテルとも馴染んできたところであった。最初はいつもの魔力の限界値を突破させる気絶方式の魔力コントロールをさせていたが、流石と言うべきか数日で気絶しなくなり、魔力コントロールもあっという間にミラとマールの水準まできていた。今リズが住んでいる部屋の隅に、あまりにも濃い魔力反応があるタンスがある。これは自身の魔力を外に出し、保管しておくタンスになっており、いかに長く放置してても魔力損失を起こさないかを3人が競っているのである。純粋な自身の魔力を保管するには空気中に存在する魔力に触れないことが大事である。特にこの演習場はバコバコ黒魔法が飛び交う状態になっているので、外郭部分をいかに強固にするかが大事である。この魔力は人それぞれ色が違うので見間違うことは絶対にない。赤、水、銀になっているので分身を置く気持ちでこの訓練をアーテルはさせている。さながら()()()()()()()()()()()()()()()()に似た感覚を持たせている。現在の損失率は皆おおよそ1週間で10%程度になっているので、まだまだ使えたものではない。ちなみにアーテルがお手本を見せる時は黒と白が混ざらず、お互いが自身の色を保持しながら魔力が存在しており、損失率は0%である。普通に理解不能なものを見せるのであった。


「なんかアーテルのものだけやっぱりオカシイわね」

「そもそも2色が混ざらず存在して、かつ損失がないってどういう原理なの?」

「やっぱいつ見ても不思議ぃ〜」

「意識すればできるだろ」

「「「…」」」

「そんな目で見るな。やりたいことが全てできることがこの魔法のいいところだ」

「やりたいことのレベルが高すぎるんだよね〜」

「ねぇ、アーテル、今日なんだよね。加護くれるの」

「あぁ、そろそろいいだろう。座学はこのアホ2人より群を抜いていいな。俺も教えがいがある」

「ひどい!アーテルくんがいつもの厳しい発言!できる人がいるからよりきつい〜!」

「リズ、なんでこんな複雑なことがわかるのかしら」

「あなたたちこれわからないで、よくあんな魔法使えたね」

「あれ?これって魔法ができるようになるとSになるの〜?」

「まぁ加護を渡す前に、一つ昔話をしてやろう」

「おぉ〜!」

「待ってたわ!」

「話したように俺は今から遠い昔に生きていた。それがこの2000年後であった。便利なステータス魔法というのは存在しなかったが、この時代の人は細かな数字を見ることに注力することになったが、そんなものは必要ない。なぜなら侵魔法を使うにはそんなちっぽけな数字なんぞなんの役にもたたんからな。ではだ、昔の人はこんなに全員が魔法に詳しかったと思うか?」

「そう感じるわね」

「マールも〜」

「私は違うわね。やはりどこにも研究している人がいて、情報に大きな乖離があったと思うわ」

「リズのいう通りだ。皆がこんなに詳しくない。そもそも黒魔法自体特殊だからな。そんな起源については一通り教えたが、黒と白は対になっていた。色の根源だな。すべての色は黒と白の中間にあるんだ。例外は何色かあるが、ではこの黒と白誰が持っていたかわかるか?」

「白は勇者だね」

「黒は魔王?」

「白は勇者家系。今の俺の先祖だな。だが黒は少し違う。これはどこからでも生まれる可能性がある。なぜなら全ての色が混ざった色だからだ。黒は誰でも発言するということだ。長くなったが、黒というものは魔法を使い込みまくれば辿り着けるものということだ。結論お前らは人間なら寿命までに黒まで到達することができないが、加護という超ずるをして擬似到達している。だから人の魔法を見てレパートリーを増やせ。そして俺の魔法を理解しろ。以上。リズこっちにこい」


「なんかアーテルにしてはめちゃくちゃ長話だったわね」

「ちょっと珍しいからびっくりした〜」


「なんか黒の加護いただいてから、魔力の見え方より鮮明になった気がするわ」

「リズは目がいいな。では最初に覚えてもらう魔法を教えよう」

「え、私も聞きたい!」

「そうだな、マールは難しいかもしれないな」

「ブゥ〜」

「剣で空間を切ることが目標だ」

「「空間を…?」」

「マールあっちで訓練してるねっ!」

「剣を持ってるならそれくらいして欲しいもんだが、これができれば万能な魔法が使えるようになる。例えば追跡したい相手の持ち物に自身の魔力を極僅かだけ埋め込み、追跡することや、その魔力を爆発させて時限爆弾にもできる、使い勝手のいい魔法があるんだ。まぁ黒マスターすればそんな回りくどいことも必要ないが、最初はこれを目標にしてくれ。とりあえず1回空間切るからよく見て覚えてくれ」


アーテルは剣を一振り、わかりやすく魔力も見えるように付与して切っていた。


「(()()()()()()()()()みたい)」

「これ、頭の中でやりたいことと、現実のギャップがひどいくらい多いと感じてしまったわ」

「頑張れ。俺はしばらくここにこれないから。あの勘違い女がきたらミラが対応してやってくれ。リズは顔見せるなよ」

「分かったわ」


ここから3人はリズの面倒見の良さと意識の持ち方が少し変わったことで、急速に伸びていったのである。

アーテルは皆すでに忘れかけているレイの対応をしていた。


星とブックマークが気になるこの頃☆☆☆☆☆

ここに辿り着いて読んで頂いた読者達に、☆⍇でもう少しだけご縁を繋いでいただければと思います。……✍︎(-ω-`*)


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