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動揺と入門

久しぶりに在宅したので、仕事終わりその勢いで2話分書きました!

「私をここで訓練させて欲しい!」

「断る。以上」

「どうして!」

「なぜ俺がみてやる必要があるんだ。お前には何ができるんだ?」

「私、ここ数年全力で戦えてないの!教える側に勝手になってしまって、自分の訓練とか同等、もしくは格上の人とほとんど戦えてないの!この学園をでたら、私より強い人はたくさんいるのにここで人のために時間使うのはもう嫌なの!!だからここで訓練させてください!!!」

「俺に何のメリットがあるんだ?お前みたいなのうちに来たら厄介ごとが増える未来しか見えないんだが」

「私にできることなら何でもするから!」

「何でもか。実家と縁を切れるのか?ここで裸で誠意見せれるのか?」

「できるわよ!」

「「えっ!?」」

「ま、待て脱ぐな!分かったから」

「私この演習場入る時に覚悟は決めて来たけど、実家と縁を切れとまで言われてからには何でもするわ!」

「わ、分かったから、一旦座れ!」

「「…」」

「・分かったわ」

「実家との縁を切れとそこまで言うんだね。私は言われてないのに…」

「アーテルくんはそんな趣味だったんだ〜」

「ドSにもほどがあるわよ」

「裸ならマールがいつでも見せてあげるのに…」

「もう良いでしょアーテル」

「あ、あぁそうだな」

「アーテルくんがここまで動揺してるところ見るの初めてだね〜」

「珍しいものを見せてもらったわ。ただ誠意に関してはちょっと納得いかないわね」

「リズ、そこまで覚悟できているなら、ここで訓練していいぞ」

「本当!?やったー!実家との縁は切った方がいい?」

「それに関しては俺の面倒ごと減るから助かるかな。まぁリズがきた時点で受け入れるつもりはあったからな。学園長からも言われてたし」

「学園長が?」

「リズさん?リズで良いわよね?学園長がアーテルにリズのこと話してなかったら100%断られたよ。もしあったらお礼しといた方が良いわよ」

「とりあえず、私は嬉しい!」

「あぁそれに今後はパーティーとして入ってもらうから、今の解消してこっちに来てくれ。色々制約があるからな」

「アーテルくんは歩く機密情報だよ〜!」

「いや、歩く世界辞典だわ」

「…とにかくこいつら2人と合わせてみてやるから、こっちの都合通り動いてくれ、何なら後プラス3年この学園にいるつもりでいてくれ」

「分かった!それなら実家と縁切らないとやばいわね!後でやっておく!」

「もう洗脳チックになってるわね…」

「「(ってかアーテル(くん)絶対、実家と縁を切れの意味ちゃんと分かってない!!)」」


・・・


「(最初は帰りたいくらいだったけど、なんか私のやりたいことできそうだったし、実家との縁切れだなんて…いきなりプロポーズされたら困っちゃうよ〜!でもそれくらいの覚悟でみてやるから、私にもその覚悟があるかを聞いてきたんだね!2人の様子から見ると実家と縁を切る深い意味は知ってなさそうだったけど、アーテルが豪語して言ったんだから、もう私を貰ってもらわないとダメだよね!ふふふっ、これで変なお見合い話しも終わりだし、結構タイプだったから良かったー!おそらく長い付き合いになる女の子2人とも仲良くしないといけないから、とりあえず女子会しなきゃ!私をしっかり受け入れてもらえるようにするのが先かな!よ〜し、強くなって未来のパートナーもできて、仲間もできて、本当にここにきて良かった!人生変わった日だったわ!!)」


・・・


「今日来ましたよ。ちゃんと受け入れたので、あの箱専用使いしてるの大目にみてください」

「ほっほっほー、そうかそうか、わしの懸念事項も解消できて何よりじゃ。それにしてもあの中で起きてることわからんのぉ」

「覗き魔がいるのでしっかり対策させてもらってますよ」

「わしの今の楽しみはそれを突破することになっておるぞ」

「そうですか、せいぜい頑張ってください。老い先短そうですが、先にお迎えくる方が早い気もしますがね」

「若造よ、老いぼれの功を舐めるんじゃないぞぉ」

「では、突破できたらブロンド系の侵魔法を一つ教えてあげますよ。ご丁寧に使えるように」

「ほっほっほー、どちらが功を持っているのかと感じてしまうが、わしは燃えてきたわい!」

「リズが意外と高レベルにいたので俺も案外浮かれてるのかもしれん」

「なんじゃ、惚れたのか。英雄は何人も娶るもんじゃ、3人くらい甲斐性を見せてやったらどうだ」

「そんなことはないですよ」

「なんじゃ。リズが演習場から帰る時に実家と縁を切らなきゃとか言っておったから、3人目娶ったもんじゃと思ってわい」

「え?」

「ほっほっほー、これを知らないとは、いつの時代を生きてるんじゃ」

「なんか色々やらかした気がする。報告はしましたよ。もう帰ります。では」

「若いうちは失敗するもんじゃぞ」

「(俺が何年生きてたと思ってるんだ!)」


・・・


「おい、起きろ!どこで寝ている!!」

「んあぁ?」

「ようやく起きたか。邪魔だからさっさと自寮に帰りなさい」

「!。ここはどこ!」

「職員室横のトイレだ!そもそもなんでこんなとこにいるんだ!」

「えっ?どういうこと?」

「帰りなさい!」

「は、はい…」

「うちは演習場の白まで行ってて、起きたら職員室横のトイレで寝てた?いや、なんかされた気もする…ってか外真っ暗!早く帰ろう!今日あったことリズに聞けばいいかっ!あの生意気1年坊主に一発かましてやらないとちょっと気が済まん!」


「リズー!帰ったよー!今日のこと聞かせ、て、、?」


リズとサクヤは同部屋になっていた。これは学園からの計らいで実力者を無下にはできないので、話しができる子を同部屋にしていた。1人という選択肢もあったが、それはサクヤが押し切って2人部屋になった形である。

今日サクヤが帰ったタイミングでは部屋が半分綺麗になっていた。サクヤが部屋に戻る数時間前にリズは荷造りして、この部屋を後にしていたのである。ちなみにサクヤは半日も伸びていたので、ミラの手加減練習はまだまだといった結果であったが、そんなことは彼らにはどうでも良いことである。

リズはアーテルたちと話した後、一旦演習場・白のお茶したところに住み込む形で話しがついていた。アーテルは学園長と話した後にそのことを聞いたが、渋々了承せざるを得なかった。なぜなら自分の発言の真意を理解してしまったからである。またミラとマールも積極的に受け入れる方向性でリズと話しており、アーテルの発言と現能力など、尊敬できる部分、嫉妬する部分、これから長いこと仲間になるだろう予感の部分を含めてすでに、3人は最初の女子会で結束を深めていたのである。

そんなこと知らないサクヤは半分綺麗になった部屋で嘆いていた。


「うちのリズを奪ったのはあのガキか!!絶対許さん!!!リズもなんであんなやつに付いていったんだ!!」


アーテルが連れていったわけではないが、大枠間違っていないので、勘違いのようで勘違いじゃなく、怒りの矛先は自然とあっていた。


星とブックマークが気になるこの頃☆☆☆☆☆

ここに辿り着いて読んで頂いた読者達に、☆⍇でもう少しだけご縁を繋いでいただければと思います。……✍︎(-ω-`*)


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