染色と根源
毎日あげれなくなってますが、書き続けてますのでお待ちいただければと…!
書きたいストーリーまで進めるためにもどんどん書きます!
「なんだ?座り込んで…」
「ちょっときつすぎるかも…」
「あのマールがマールっぽさなく喋っている!あれは欠乏症の症状か?さっきもちょうど見たから間違いない。いやこれはまずい」
「あとちょっと…」
「アイスニードル!・・・この状態でも杖が自動で反撃するのか」
「(マールの魔力使ってるから、数でこられると多分きついんだよね〜)」
「氷が結ぶ星の絵よ。アイスコネクト!」
「きゃああ」
アイスコネクトは空気中に散っている氷通しを線で繋げてそのラインに実在する氷を顕現させる技であり、そのラインにいるものを貫くものである。
「欠乏症状態ならこれで仕留めれたか!?いや終わるまでわからないから、もう一度攻めるぞ。氷が結ぶほ、うぐっ、がはっ…」
タイムリミットが来た。マールが放った魔法が成ったのである。これは見込みが甘かったレイの敗北でもあるが、そもそもレイは未だに侵魔法を使えないことが1番の敗北の原因である。使われた時点でほぼ負けが確定するようなものであるので、押し合いなど駆け引きもなく、発動された時点で詰んでいたのである。アイスコネクトで嫌がらせはできたくらいである。
「がはっ、、ゔぅぅ、おえっ」
レイは扱えない魔力が大量に身体に入ってきており、タイミングも悪く、魔法発動と同時にタイムリミットが来たので、一気に変色した魔力(マール以外から見ると)を取り込んだせいで体の自由や気持ち悪さ、この時代はあまり見られない染色される気分を味わっていた。染色される時は自身の主としている色が薄くなる感覚があるため、喪失感が追ってくるといわれているが、この感覚が食らった人にしかわからない、現しくにくい状態である。
「…間に合った〜」
レイはこのまま気絶してしまい、その体は少し白みがかっており、見ているものに恐怖を感じさせるものでもあった。
『な、マールの勝利!』
先生たちも見たことない状態でレイが死に近づいていることを悟り、試合を終わらせた。
この状態で放置してしまうと、いくら結界のおかげで傷などの影響はなかったとしても、染色される感覚が残っており、上手く魔法が発動できない状態になっていた。
レイには致命的な染色ショックが残ってしまうが、それはアーテルがなんとかすると思うので、マールは特に心配はしていなかった。それにアーテルのすぐそばにいたくせにその程度の実力だったことにムカついているので、心配ではなく軽蔑が強かったマールの感想であった。
「マール!!さすがね!あの白くなっていくのはどうゆうこと?」
「ミラちゃん!魔力なくてキツイよ〜!魔力取りに行かない?」
「そうね、その手があった!さっきまでちょっとしんどい思いしながら見てたのに」
「マールも辛すぎて今思い出したんだよ〜」
「早く行きましょう」
・・・
「レイくん!大丈夫か!レイくん!!」
「うっ、あれ?」
「目を覚ましたか!」
「…」
「身体に異常はないか?結界解除してから1時間も寝ていたんだぞ!」
「そうなんですね…」
「レイよ」
「あ、アーテル」
「少しはずしてくれるか。・・・よう、無様であったぞ。心が折れかけているな。もう少しあの2人にみたいに貪欲になっておくべきだったな」
「アーテル…僕は」
「酷かもしれないが、今魔法を練ってみろ」
「えっ?・・・んっ?どうゆうこと!?」
「やはりそうか。魔力回路自体は結界のおかげで死んでおらんが、精神的ショックと染色された記憶が残っているな」
「魔法が使えない!!!アーテル!僕はどうなったの!」
「落ち着け。まだ軽度であるからリハビリすれば問題ない。むしろこの程度なら今後より強い魔法を扱えるだろう。自身の色の根源まで関わるには1番良い状態だからな。ちなみにここで言っといてやるが、お前は今のままだと収納系の魔法は無理だぞ。あの時回答できなかったが、今は扱える見込みがある可能性がある状態だ。ここで折れれば全て無。リハビリは付き合ってやるから折れるなよ。おそらく毎晩マールに似たものが夢で襲ってくる、根源を取り戻すまでな」
「え、あ、」
「まぁ今は落ち着けないだろうし、これからしばらく地獄だろうから、元気づけにきただけだ。とりあえず今言えることは折れるな負けるなだ」
「アーテル、聞いても良いかい」
「なんだ」
「あのマールの魔法はなんだ?」
「ふむ。教えてやろう。あれは回復系の侵魔法だ。回復は時に毒にもなると言ったことが体現できるようになったレベルだな」
「侵…」
「あの程度はどうてことないが、今の時代は使えるか使えないかで土俵が変わる。簡単に言えば色の押し付け合いだな。濃までは外傷で戦ってるとすると、侵からは内側を攻撃するイメージだな。特にレイは染色化も少し進行していたから分かるだろうが、太刀打ちできないだろう」
「消える感覚があった…」
「そうだ。まぁ今後のことを話そうか。レイの侵魔法がアイスフロアの上位互換でアイスヘルだな。これを目指してもらうが、折れてしまえば使える見込みはないので、教えん。自ら回答を知りにきたのだから、覚悟はしておくんだな」
「…わかった」
「頑張れよ」
「ありがとう」
「(仕方ない、少しだけ手を差し出してやるか。根源が見やすいように呼び起こすくらいはしてやろう。自力で扱えないと天井が決まってしまうからな)」
アーテルはレイの惨状を学園長と見ており、現代の人は染色化を知らないと思い、駆けつけたのであった。また要らぬことしないよう、外してもらった人に個室で、また夜うなされていても何もしないように言いつけるのであった。
そして学園長は一通り動いた後のアーテルと話していた。
「少しその知識を分けてくれぬかのぉ」
「良いですよ。俺の周りに来たものはどうせ侵魔法使えるようになってしまうので」
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