侵食と神速
あけましておめでとうございます。
頑張って連日投稿頑張ります。
ミラは魔法の発動に集中をしていた。
「簡単に発動はさせはしないですよ」
「それは当然だわね。でも問題ないわ」
ミラは思っていたことを実際にできるようになっていた。捉えられない速度が出せるのなら、そこで魔法の詠唱をやってしまうと、1番無防備で隙を与えることなく有利に持っていけるのではないかと。そこで剣と身体強化のコンビで攻撃より回避が多めだが理想を実現することができていた。またそこで集中力が問題に上がるが、そこは意識しないとできないことを無意識にできるまで身体に染み込ませることで解決していた。ミラの場合、攻撃を避けてカウンターを打つことは思考するより早く身体が動いてくれるので、魔法にかなり集中力を割きながら2つの行動を行うことができるようになっていた。
ロイドも詠唱中に集中力を欠けさせることで魔法が発動できなかったり、想定通りの指向性を持たすことができなかったりするため、妨害をしていた。意地悪いロイドは嫌がることに関して得意と自負していた。
「我の意思がこもった雨よ、マジックレイン」
「(この雨は集中力が持っていかれるわね)」
自分の魔力がたっぷりこもった雲から雨を降らせる魔法だが、他人の魔力が魔法詠唱中に混ざることで、予期せぬことがおきうるのでそれを狙っていた。またこの魔力は雨が降った個所に自身の魔力を残留させることができるので、別の魔法を放った際、魔力が残留しているところを通ると、威力が向上する効果もある。
「この程度では止められなかったわね。準備はできたわ。風の申し子がこの地に降り立つ、アトモスハリケーン!」
詠唱準備から詠唱、発動と少し時間を要したが、ミラは侵クラスの風魔法を発動することができた。この効果はやはり絶大で超広範囲魔法となっている。模擬戦用に張られている結界内の範囲をカバーするには、あまりにも簡単なほど超広範囲になっている。濃と侵の魔法で違う部分、それは主に範囲、火力、特異な性質が付与される、後は自由度が大きく増えることにある。特異な性質は例えば火系だと通常は赤いメラメラした炎が普通だが、侵クラスでは青くギラギラした炎が超高温度で絶えず燃え続ける。これは発動者が解除するか、同クラスの魔法で打ち消されるまでは燃え続ける性質を持っていたりすることである。また自由度は魔法の性質、属性の根源を掴んだ人が到達できるものなので、指向性をある程度自由に変更できるレベルになっていることを指す。
今回のアトモスハリケーンは自由度はまだそこまで高くないが、超広範囲の台風を作り出す魔法である。この中では発動者の自由に台風を移動でき、本人が風に乗るか乗らないか、相手を乗せるか乗せないかの選別も可能になっている。今回は自分は乗らず相手は乗せる方向性になっている。そのためロイドは圧倒的風力になす術なく飛び回るはめになっていた。用意していた雨や水分身、それを壊されても水蒸気にして当たりに飛ばしており、その動きでミラの動きをいち早く予測してので、いままで打ち合うことができていたが、現在はその地味に蒔いた用意も全て無に帰されていた。
そもそも侵魔法とは、相手が色の濃さで魔法を使っているのに対し、自身の色へ侵食させるほど強力な魔法というくくりになっているので、土俵が変わってしまうのである。相手に自身の色を押し付けられない人は、発動されてしまうとほぼ詰んでしまうのである。
「これは...うっ、風が強すぎて身動きが」
「はぁ、はぁ、とりあえず無事発動できたけど、はぁ、欠乏症の症状がきてるわね。ふぅぅ、さすがに後一押しは気合いでなんとか乗り切るわ」
「いやぁ、これは流石に終わりましたね。地道に用意した対抗手段も飛ばされだけならまだしも、なぜか制御も失われているので、ここからの手はないですが、どう攻めるか見たいので降参はしませんよ。実際に切られたらどんな感覚なのかは、この結界じゃないと経験できないので、早いうちに知っておきたかったんですよ」
「そう。そういうのは趣味じゃないわ。切られたことに気づかない切り方をしてあげるわ」
そういうと体のだるさなどをあるが、残った力を振り絞って台風を操り、ミラは剣を構えてるだけでそこにロイドが来るように風を操った。風は速すぎるので目で追えないスピードとなっており、ロイドは言われて通り切られたことに気づかないまま切られており、結界解除で意識を取り戻してそのことに気づいたのである。
「とてつもなく強力だった。彼女はもういないか。すこしあの魔法についてヒントもらえればと思ったんですがね」
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