魔杖と決着
昨日間に合ったけど、有馬記念が、、、アーバンシックどこいってん!
「えっ!?これは、マールの影?」
「自身を乗っ取れ!」
ダンダルミンは濃級魔法の影を対象から引き剥がし歯向かわせる魔法を使用した。かなり高度な魔法となっているが、リベリオンシャドウでは影自体を精密にコントロールすることができず、基本的な行動原理は影の元になっている者を乗っ取ろうとする動きを取る。そのため発動してしまえば、挟撃になりかなり有利に戦いを進めていける魔法である。また乗っ取られた場合は本人の身体ごと魔法発動者に操られることになり、重混乱の状態異常になる。これは普通の状態異常回復では回復不可で魔法発動者が解除するか、乗っ取った影が身体のどこかに隠れているので、その者の身体を傷つけながらにはなるが、影を攻撃して致命傷を負わすことができると元に戻る。乗っ取られるきっかけは影に敗北したと感じた時になるので精神が強ければ問題ないものとなっている。
そしてこの上位互換の魔法として侵魔法のシャドウロブという魔法があり、これは自身の思うように影をコントロールすることができ、戦争などで使うと場所に拘らず敵陣に大量の味方を作り出すことができる代物である。今回のリベリオンはパーティ単位であれば全員対象にすることは可能だが、ロブになると数百人規模で扱うことができるが、それ並の魔力コントロール力や指示力、魔力量が要求されるので圧倒的にレベルが変わるのである。
「マールの影がない…影ごと操られているんだ。我が身に反旗を翻す悪よ、聖なる力を持って打ち滅ぼし、癒しを与えたまえ!ホーリーフルリカバリー!」
回復系の上位魔法は少し聖属性が混ざることがある。それは回復にあたって聖の力と親和性が非常に高く、回復効率も上がるためである。そこまで到達するには当然濃クラスの魔法からであるが、現在のマールはほとんど侵クラスの魔法を扱える技量を持っているので、魔法を知ることができれば扱えるかもしれない状況まで伸びている。そのマールは自身の影が操られていることを状態異常と認知し、それを改善するために半侵クラスの回復魔法を放ったのである。結果影は元通りになったのである。
「なに!?影が元に戻っただと!!」
「うん。これくらいなら何とかなるみたいだね〜」
「こうなれば、視界は闇へ、光を遮断する帳をここに、ダークカーテン。この間に攻め込む!」
「もう視界があってもなくても同じだよ〜。杖に封印さし神速の剣よ、空をも断ち切る大剣へ、バーストスラッシュ!」
「うわぁぁ!」
ダークカーテンを使用したダンダルミンは暗闇に長があると思い、そこで近接を仕掛けようとしていたが、その前にマールのストックしていた魔法で切られたのである。またバーストを使用していたことにより、聖エネルギーが付与されて、弾除けとして置いてあった岩のようなものも簡単に切られ、ダンダルミンも切られてしまったのである。
「くそっ、、」
『そこまでだね。結界解除するからもう少し我慢しなさい』
「2人ともお疲れ様でした〜!見応えのある試合でしたね〜!この試合は3年生でも張っていけそうなレベルでしたね〜!ダンダルミンくんは闇魔法に中々精通していてて対処法を知らないと一方的な試合になりえたけども、マールくんも奇想天外の試合運びで私はびっくりしました〜!何が1番得意な魔法かちょっとわからなくなる感じでしたが、なんと回復系の魔法使いなんですね!これは中々見所あるよ〜!他のみんなも負けてられないんじゃないかな!では次の試合に行きましょう〜」
「ふぅぅ〜ちょっと疲れたぁ〜」
「マールお疲れ!しっかり勝ったみたいね」
「お疲れ!この後僕もしっかり勝たないとね」
「ちょっとストック使い過ぎた感じはあるけど、まぁいっか〜」
「最後は私の技ね。私の時に使わなくてちょっと安心したわ」
「流石にそれはしないよ〜」
「ミラの技もストックできたんだ?」
「そうだよ〜アーテルがいい感じにしてくれてこのスタッフの使いやすさとっても上がったんだよ〜!」
「今や国宝級と言ってもいいわね。まぁそれようの対策もしてくれているみたいだし、大丈夫だけど」
「僕もなんかアーテルに武器もらえないか聞いてみよう…」
「それにしても闇系の魔法は戦い慣れしてないマールには苦戦するかと思ったわ」
「そうだね〜。アーテルに詰められそうな部分はあったけど、状態異常として認識すると簡単に対処できたよ〜」
「それで言うと私は実況の女に見抜かれてるようじゃまだまだ遅いと言われそうだわ」
「ミラちゃんの技強いから詠唱いるのちょっと恥ずかしい〜」
「どうする?もう一発だけ用意しておく?レイ用にいるなら手伝うわよ」
「ん〜、これ持ってること知られても対処できるかだよね〜。お願いしてもいいかなっ!」
「レイを倒すためなら協力するから、任せなさい。じゃ、人がいなそうなところに向かうわよ」
「僕は負けないぞ!!」
マールのスタッフ改造はストックが増えただけでなく、強力な魔法もストックすることができるようになっていた。それらは今のマールで簡単に扱えるものではないので、詠唱を行い自身の魔法として扱えるようにしているのであった。それ以外は簡単に方向性を付与するくらいになるので問題はないが、ミラの奇襲のような超スピードの一閃は扱いきれないので詠唱を行うことで少し能力を変更して発動することができるようになっていた。
またバーストの使用も一撃必殺ではなく、部分展開ができるように調整してもらっていた。これはマールの魔力量が多くなったことで、蓄えられる魔力が増えたことと、魔力コントロールも向上したことで、バーストの量を調整でき、そのサポートをスタッフで行う方向になっていた。この変化はかなり攻撃の手段や方法にレパートリーを与えることができ、また聖属性の連続使用も可能になっているのでかなり強力になっている。それに伴い魔力消費量も高くなるので、成長した結果が自身のレパートリーになっているので、マールのモチベーションは非常に高くなっており、アーテルへの色んな意味での依存度も上がっているのであった。
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