初戦と臆病
忘年会シーズン!
週末にあげたいので、明日あげれないかもです!
「みなさ〜ん!これからトーナメントを始めま〜す!1年生の実況を行うのは、3年生のアイドル、メイリン・ガーネットで〜す!よろしくね〜!私が担当になって1年生はラッキーだね〜!」
「うぉぉ!メイリン先輩だぁぁ!」
「う、美しすぎる…」
「私の憧れの人!」
「侵クラスにいながら実況がしたいと立候補している人か!」
「実力もあるが、他の生徒では役不足になりがちだからという理由でトーナメントにでて点数を稼ぐのではなく、学園貢献値で点数を稼いでいる人だ!なんて素晴らしいんだ!」
「俺たちは負けてもこのラッキーがあったから報われたー!」
「なにあれ?目立ちたいだけの媚び女じゃない」
「マールはちょっと言いづらいけど、あれはいい顔しすぎだよね〜。裏の顔がどれだけひどいか気になるねっ!」
「それにあのバカも調子に乗ってるみたいで癪だわ。マール、絶対負けないで」
「もちろんっ!」
トーナメントからはリーグで敗退したものから実況者を出すことになっている。やはり闘技大会は盛り上がるものなので、そこに学園が一石投じて実況を追加したのであった。毎年立候補者が多数おり、かなり高い倍率になっているが、なにが起こったかを理解できる人ではないと盛り上がりに欠けるので、立候補者の中から学園で選抜して選ばれることになる。ここで選ばれると、クラスを上げるための点数もかなりつくので人気な役となっている。
その中でも今回は3年生であり学園のアイドルとみんなから知られている人が来たため、みな興奮が鳴り止まなくなっていた。男女ともに好感度は高く実力も申し分ないことで知られている。マールと似た部分があるので、人前では決して猫を脱がず気づかれないようにしているが、同類には一発で見抜かれるのであった。そしてあのバカも同じく調子に乗っていたのであった。
「おおぉぉ!メイリン先輩が来てくれたのか!これは優勝して良いとこ見せてやるぅ!そしたらパーティー内でも蔑ろにされず、メイリン先輩とお近づきになれるかも!!」
「(斬りたい)」「(目潰ししたいなぁ〜)」
「それではトーナメントに出場するみなさんは控え室に行ってくださいね〜!今日で決勝までやるので長丁場になると思うけど盛り上げていこ〜!」
「「「「「うぉぉぉぉーーー!」」」」」
「では第一試合を行いま〜す!マエルくん対ルルークくんです!」
『準備はいいか?始めっっっ!』
審判の号令の下、試合が始まった。試合は時間無制限で結界の中で行われる。判定は戦闘不能や実質的な死亡、降参した場合に敗北となる。試合時間は学年が上がるにつれて伸びる傾向にあるので、5年生の決勝は皆んな見られることが多い。長引く理由は立ち回りを学生の間でしっかり覚え、防御や戦略をしっかり練られることが多いからだ。
また最上級生の決勝が気にならないはずもないので人が押し寄せてくる。
「あら、あの子は最初にクラスを仕切ろうとしていた人だわ」
「アーテルくんにビビって何も話せなくなっていた人だね〜」
「そこそこ実力はあったんだ」
「アーテルくんのせいで他に興味はなくなっちゃったからね〜」
「アーテルと一緒に見られた方がよかったわ。普通に喋る機会だったのに」
「ねっ〜!あんまり興味ないから早くして欲しい〜」
「(2人とも周りに聞こえてるからやめて欲しい...視線がちょっと痛い)」
・・・
「俺はここでしっかり自信を取り戻したいと思っているのさ!君には悪いけど手短に決着をつけさせてもらうぞ」
「いってろ、チキンの仕切り屋め」
「っっ!全力で潰してあげるよ! 光輝く美しい宝よ、その美しさを人々に示したまえ!ジュエリーロック! 」
「避けられんデカさじゃないか!こんなふざけた野郎に負けるかぁー!」
ずずずずどぉぉぉーーん
ルルークが放った魔法は質量による攻撃である。結界いっぱいなサイズにした魔法をぶつけていったのである。質量もそこそこ操作できるので、できるだけ重くして全力を出したのである。属性付きの魔法はまだ隠しており、次の戦いも考えている。意外とできるやつではあった。
「くそぉぉぉー! …」
『そこまでっ!勝者ルルーク!』
「俺はできるやつなんだ!」
「うわー、宝石は綺麗なのにあいつが使うとちょっときしょいわね。自信取り戻そうと自分に言い聞かせているところもなかなか滑稽だわ」
「詠唱もイタイし黒歴史公開してる感じわかっちゃうな〜。これ見ると全力で詠唱無くそうと言う気になるねぇ〜」
「私たちは薄系ならとりあえず詠唱なしでいけるようになったけど、威力が課題だったわね」
「え、2人とも威力求めてたの?次のクラスの魔法で無詠唱してるもんだと思ってた」
「はぁ、アーテルの話し聞いてなかったの?まぁ今日格付けされてその考えも変われば良いわね」
「教わったものはしっかり身につけないと〜!アーテルくんは無駄なこと言わないからねっ」
「一緒の部屋なのに信用度が足りないようね?最近は歩み寄りを感じられるのに」
「し、仕方ないだろ!僕はハブられ気味だと感じてるんだよ!」
「意識から変えないとだね〜」
「1回戦はルルークくんの勝利ですねー!とても分かりやすい魔法で実況も必要なさそうでしたね!じゃどんどん進めていくよ〜!」
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