立場と驚愕
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翌日朝、掲示板に今日のトーナメント表が貼り出されていた。学年によって組数が若干違うが、基本的にはシードの特典が強くなっている。シード枠の人はその時点でベスト8が決まる優遇っぷりである。今回1年生は20組あるので、<16人+4人 → 8人+4人 → 4人+4人 → 4人→ 2人> といった対戦の形になっている。その為リーグ戦1位になってもシードを取れなければ、シードの人と戦うために2回も勝たなければいけない状態である。またこの対戦方法ゆえに起こる血生臭いベスト16決定戦が存在する。そもそも20人存在しているので初戦で8人が敗退し、そこからくじ引きで1人1回対戦し、勝てばベスト16になる。ここでベスト16になるのとならないのとでは、成績が大きく変わり、クラスを上げるためにも重要なポイントになるのでリーグ戦1位で通過してもトーナメントで1勝しなければ安心できないシステムになっている。これはシードの制度を追加しようとした際、上位クラスが優遇されて当たり前なので、上がりたければ立ち向かえという考えから無理矢理追加したことがきっかけで、クラスの優遇と同様に強ければ優遇するといったものが作られたのである。
これらの条件から初戦の相手が非常に重要になっており、自分と相性がいい相手や手の内を知り尽くしている相手が来ることを願うことが多く、パーティーメンバーと当たったなら上にあがる希望は無くなってしまうが最低限ベスト16決定戦で力を尽くせるように速攻で終わらしてくれると言ったことも存在する。その為朝からトーナメント出場者が掲示板の前で既に顔を青くしているものもいたのであった。
アーテルのパーティーはというと当然できるだけ当たらない場所になっていた。
「レイとマールは準決勝で先に当たるのか」
「マール、決勝で待ってるわね!あのうるさい男は軽く切って私と最高の決勝をやりましょう!」
「マールには悪いけど僕が勝たせてもらうよ!僕が不遇されないように皆んなにみせてやるからな!」
「はいはい。せいぜいその前に負けないようにねー」
「気合い入りすぎて空回りしそうだよねぇ〜」
「でもこれでマールが勝てば分かりやすく序列付いて、もっとやりやすくなるから全力で応援してるね!」
「そうだねぇ〜!マール今度アーテルから回復系の侵クラスで言われてる、死んでなければ何でも元通りにできるすごい魔法があるんだよ〜!それ教えてもらって最下位にはしつけできるようにしたいね〜」
「いいこと言うわね!それはとても魅力的だわね!手加減する方法とかも実践できてすごく良いわ!」
「2人は僕ぼどうするつもりなんだ!?」
「「僕(〜)」」
「くそー!絶対ならないからなー!アーテルも何か言ってよ!」
「お?俺にもなんか言われたいんか。いいだろう。序列付けに関してはしようと思ってたことだし全然良い。レイがビリなら面白いしなお良い。そうなれば2人とどんどん差が着くように2人を優遇するか」
「聞く人間違えたぁぁぁ!僕の味方はいないんだった...」
「負けなきゃいいだけだろ」
「そ、そうだな!みとけよ!」
「なんなら最下位には罰ゲームってのも面白いな。優勝した人のご褒美も兼ねて最下位に1つ何か命令できるとかどうだ」
「面白いわね!それはより気合いが入るわね。まぁ私は申し訳ないけど最下位はないから頑張ってマール!」
「いいねぇ〜!ミラちゃんとのことは考えずより全力だせる〜!」
「絶対勝って僕を僕とするなと言ってやる!!ってかミラはずるくないか!」
「小さいやつだな。ならミラは今日試合終わった後で場を用意してやるからやればいい。学園長と今日もどうせ見ることになるから言っとくよ。まぁ多分余興にされると思うけど」
「余興になるのはちょっと癪だわね」
「どうしてもパーティー内での序列つけたいから決勝戦後のエキシビションとしてなるかな」
「まぁ別にいいわ」
「レイ、これで負けたら知らんからな?俺は最近野郎より2人といる方が楽しいとちょっと思えてきてるからな?」
「え。まじ?(アーテルにそんな感情抱かせるなんて2人やり手すぎだろ!!)」
「(え、そうなの!?これは嬉しい誤算だわ!ここまで効いてるならもっと時間作って落とすわよ!)」
「(うわぁ〜ミラちゃんと頑張ってたけど刺さってるみたいで嬉し〜!)」
「なんだ、みんな揃って変な顔しているが」
「い、いやー、なんでもない」
「なんでもないわ。そろそろ私たちは会場に向かうわ。今日もどうせ学園長と一緒に見るんでしょ?」
「そうだな。あんまり気乗りしないけど、昨日の置き土産に関して愚痴られそうだ…」
「よ〜し!行ってくるよ〜!レイが負けてる無様な姿を見せるからしっかり見ててね〜!」
「頑張ってこい」
「(ブッ刺さっているのはびっくりだが)僕も自分の立場のために負けないからな!」
アーテルがこのように感じるようになったのは、マールとミラができるだけ4人でいる時にできるだけレイを離れるように持っていき、魔法を教えてもらったり、料理を作って胃袋をつかんで行ったことが、このようにされることに慣れていないアーテルにはブッ刺さっていたのである。アーテルも魔法の向上心が非常に高く、美味い飯が食える日々が少し続いていたので、経験の無さと向上心がより良い方に作用していたのである。
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