観戦と組分
「失礼します」
「よくきたな。アーテルよ!まぁとりあえず座りなさい。・・・。して、わしに何のようかね、君から訪れるとは珍しいもんよのぉ」
「大会にでないので学園長と同席で観させてもらえないかとお願いしにきました。あ、今日の甘味はこちらをどうぞ。最初に出すの忘れてました」
「お願いするにはなかなか雑な方法じゃ無いかのぉ。まぁいただこう。ふむ、わしとか。何が目的かの」
「学園での力を少し得たいと思いまして、色々話しができれば良いかと思ったところですね」
「何じゃ、何をしたくてそんなものを欲しがる?」
「権力を振りかざしたいわけじゃ無いですよ。演習場を好きなタイミングで俺らのパーティー以外入室できない貸切の状態を作りたかったので」
「なるほど。できないとことはないが、ふむ不可能だと言ったらどうするのじゃ?」
「そうですね、魔法で何とかするか、外のダンジョンにでも飛んで行ってもいいかと思ってますね」
「ほっほっほー、何とも物騒な択をあげてきよるわい!まぁ結論はできないの。お主のパーティーならダンジョンに行くんだな。修繕費がバカにならなそうだしのぉ」
「許可してもらえるんですね」
「許可するわけにはいかないんじゃよ。流石にわしもそれはできん」
「ダンジョンギルドを挟まないことは流石にできないんですね」
「面倒が多いということじゃな。登録自体はできるだろうが、わしに報告がくる形になっておる。色々昔はあったからのぉ」
「学園長の許可レベルでどこまで行けるか変わるということですね」
「そうじゃ。基本は牽引してから課外の訓練をする時がメインだがら必要ない措置だが、ごく稀にお主のような脱走癖のあるものが稼ぐためにダンジョンにいくことがあったんじゃよ」
「ここから出られるものは流石にすぐには死ななさそうなので、その点は少し安心できそうじゃないですか」
「ほっほっほー!このわしの目を欺いて出られるのならそうじゃが、わしが面倒だからやめて欲しいんじゃよ。まぁアーテルは少し違うみたいだの。今日の大会ではしっかり話しを聞かせてもらうかのぉ」
「覚悟はしてきたので、話せる部分はお答えします」
「では学園長の専用の観覧席があるからそこに行くか」
学園長の魔法で専用席に飛んできたアーテルは他の生徒にバレたら余計面倒が降りかかると思い、下からの視線には光学迷彩がかかるように魔法を使うことにした。専用席は大会闘技場の一番高いところにあるので、見られない対策としては十分であった。
「(3人の中でここに俺がいることを見つけられるかな。強い光は戦闘で出る分になるがそれ以外にも知っていれば違和感が出るように魔法を使ったから分かって欲しいもんだな)」
「お主も中々粋な魔法を使うじゃないか。見つかるのは面倒かの?」
「流石に、主席が出てないだけで面倒があるので」
「ほっほっほー、では今日のお主の態度次第では面倒ごと増やしてやるとするかのぉ」
「…」
「そんな怖い顔するでない。まぁ大会の最後にちょっとパフォーマンスでもしてもらうかと思ったところじゃよ」
「面倒ですね」
・・・
掲示板に対戦表が掲載されて、各自時間になるまで準備をしており、お昼前から大会が始まった。
リーグ戦は各学年ごとの演習場を利用して行われるので、基本的に他学年と関わることはない。その中アーテルは学園長の魔法によって全試合を見られる状態であった。
今回の闘技大会に参加する割合は99%でありごく一部の負傷者と変わり者の1人以外は参加している。ちなみに学園的にも参加してもらわないと、リーグなどの対戦表の作成が全員参加じゃ無いことで人数や事前準備分も含めて面倒になるので何としても出す方法に持ってくるのであった。
「僕たちはやっぱりリーグ戦離れてたね。基本的にパーティーメンバーは離れると言っても絶対じゃ無いから不安ではあったよ」
「レイバカじゃないの?アーテルのパーティーだよ?しかも学園長とよく話している。そんな厄介ごとわざわざしないはずよ」
「学園長と仲のいいアーテルは不思議だよね〜」
「あれは仲がいいというのか?アーテルは面倒面倒で珍爺と言っているが…」
「それよりもお互い不甲斐ない結果にならないように頑張りましょう!アーテルはどうせどっかで見てると思うわ」
「アーテルくんのことだし学園長と見ててもおかしくないよね〜」
「今のアーテルならいい人いたらパーティーに加えてもいいとか言い出しそうだね。最近は以前よりもガバガバになった感じあるから」
「これ以上増えたら私はちょっと困るわよ。まだ学園でこのパーティー以外なら絶対勝てるまでの力つけてないもの」
「とにかく今日は頑張ろうね〜!」
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