禁断と叱責
翌日アーテルは朝皆んなで集まって話していた。
「アーテルくん、昨日ね寝る前の訓練やってみたけど、ちょっと難しかったんだよね〜!コツおしえて欲しい!」
「なかなかイメージができなくて、上手くできないわ」
「最初は仕方ないと思うぞ。コツを教えてやれるが、今すると今日の活動しんどくなると思うが」
「じゃ、今日の寝る前にマールたちの部屋にきてよ!そこで教えて〜!」
「なっ!アーテル!行っちゃダメだよ!羨ましぃじゃなくて、バレたら相当きつい罰があるんだよ!」
「レイ、そんなに慌ててどうした?そんなにまずいのか?」
「マズいってもんじゃないよ!女子寮は男のロマンなんだよ!?罰を喰らってでも行ってたやつは勇者として男どもから賞賛されてるくらいだよ!」
「まぁそれで女からの評価は最低になるのを引き換えにと付け加えておきなさい」
「それで、俺はきてくれと言われたがこれもマズいのか?」
「バレたら男から刺されるよ。…刺されるならせめて女からがいいでしょ」
「まぁ俺の場合、言いふらさなければバレないからな」
「あ、そうか!それでマールはお願いしてたのか!ってかそれってアーテルはどこでも行き放題じゃないか!」
「いや、1回行ったことのある空間じゃないと行けないぞ。ちなみに使用上のデメリットもあるからな(なんか話しややこしくなりそうだし、ちょっと誤魔化すか。もし使えるようになる頃にはどうでも良くなってるだろうし)」
「じゃ、今日はどうするの?」
「マールはベランダ側から入ってきたら良いかなと思ったよ!」
「じゃ飛んでいくか。部屋番号だけ教えてくれたら行けるから」
「バレないのかしら?」
「1人なら多分大丈夫かな。まぁ最終みられても平気だからね、いやホワイト家の印象よく無くなるから平気ではないか」
「じゃどうんすんのよ!」
「…(さて、嘘で嘘を塗り固めて詰んできたな。正直にいうか光学迷彩使うか、リバースの魔法の応用で女に一時的になるかだが、まぁ光学迷彩が妥当かな)
まぁこんな感じで、、、見えなくなることもできるから」
「すごい!今アーテル見てたのに消えた!」
「これは光学迷彩だな。見破るには強めの光を当てればいいぞ。そこだけ光の曲がり方がへんになってるから」
「…アーテルそれ使えば「そんなくだらんことに使わん」…そうか」
『レイちなみに魔力量かなり底上げしちゃったから、普通に交わると相手が魔力酔いか過剰状態になって最悪器壊れるから気をつけるんだぞ。高レベルな魔力コントロールができれば大丈だが』
「マジでぇぇぇぇ!!!」
「レイくん急にどうしたの?」
「あ、いや、なんでもない」
「(とりあえずうるさい口撃は止んだかな)まぁとりあえず今日夜行ってコツを教えてやろう」
「ありがとう!」
夜になりレイがソワソワし始めていた。
「えっと、レイは連れて行かないぞ?」
「え!?えぇぇぇぇ!!」
「なんだ、行くつもりだったのか?そんなに行きたいなら送ってやるし教えてきても良いぞ!」
「マジで!」
「そうなったら俺は寝るから帰りは自力でなんとかするんだぞ」
「っ!!うぅぅ…」
「どうすんの?」
「僕は気絶して寝ます」
「そうか、じゃおやすみ(ちょっと意地悪してやるか)」
アーテルはレイに優越感を感じているような表情をしてワープした。
「アーテルゥゥ!!」
部屋では特に何も起こることなく、しっかりコツを教えて一発でできるようにしてあげたのであった。
翌朝は相当不機嫌なレイにワープは魔力量とコントロール、技術が高くなれば使えるかもしれないと伝えると、今まで以上に訓練に取り組むようになっていた。2Qの間に無詠唱を覚えられるのは確実だとアーテルは見ていた。
そして今学園長から直通手紙が飛んできたので、学園長室で学園長と向かいあっていた。
「パーティーはどうじゃ?なかなか良いもんじゃろ?」
「えぇ、そうですね。1人でいると少し寂しいと思えるくらいにはなってきましたね」
「そうかそうか。禁断の忍び込みもアーテルの技術じゃやりたい放題だろうしのぉ」
「やっぱり気づいていたんですね」
「まだまだ甘いぞ小僧。魔力の痕跡がごく僅かに残っておる。使ったことくらいはわかるのじゃて」
「学園長レベルじゃなきゃ気付けないでしょう(え、この人それ見つけれてるのか!?黒混ぜて使ってないからだいぶ拙い魔法になってたんかなぁ。ってか学園長やっぱりレベル高いな)」
「無いと思うが、あまり節操なしにならんでくれよ。わしも見逃せんくなるからの。まぁ色欲がないのは不思議じゃがの」
「(色欲か。昔は黒しか持ってなかったから全くなかったが、今世は白のおかげで少しは感じるようになっている。としても今世の年相応より下回っているがあるだけまだ楽しめるし良いか)」
「一つ言っておきたいことができてのぉ、みんなで外に出るのは良いがあまり変な者や情報に惑わされぬようにな。お主なら大丈夫だとは思うが、今は少し貴族間でゴタゴタしていたりするのでのぉ。学園にいるお主らが、関わってしまうとわしが困ってしまうのじゃよ。こんな老ぼれの仕事を潰すでないぞ」
「ご忠告ありがとうございます。そこは俺も気が抜けていた部分でしたので、悔しいですがスイーツ20種類セットとコーヒーを差し上げます」
「ほぉ、収納持ちか。まぁ当然っちゃ当然かのぉ。それがあるなら助かるな。アーテルよいづれややこしいお願いをすることになるかもしれんが、学園で好き勝手やらせてやってるお礼と思って頼むぞ」
「善処します」
「ほっほっほー、今日はありがとうアーテルよ、よい甘味と良い返事が聞けて良かったぞ」
「失礼します」
「(あの学園長からくるややこしいお願いは絶対国が関わってそうで嫌なんだが…。ここで手を打ってきたのはお願いしやすくするためかー)」
部屋に戻ってきたアーテルは久しぶりに魔法の痕跡について、残さないよう精度を上げる訓練をしていた。
黒を使うとあの珍爺が気づいてしまうと直感が言っているのでアーテルは昔の感覚を思い出しながら、訓練することにしていた。
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