仲間と珍爺
「あー2人とも、少し話しをしようか」
「アーテルくんありがとう!」
「それで、なんで俺のパーティーに入りたいんだ?」
「実はね、前に教室で魔法を発動した時あったでしょ?私はその時が決め手になったんだけど強くてカッコ良すぎて一緒にいたいと思ったから!あんなに剣も使えて魔法も使えることはとてもすごいし、レイくんにしてるみたいにマールにも教えて欲しいと思ったから! 後ちょっとかっこいいとも思ったかr…」
「んん?あーー俺に教えてもらいたいのか?」
「そう!レイくん3ヶ月ですごく伸びてるんだよ!?あんなの見たら私もと思ったの!」
「アーテル、マールは結構アーテル探ししていて、僕にも一番会いに来てたけど、その都度僕が伸びていたから、間近でアーテル指導の良さを感じ取ってたもしれないね」
「うーーん。なるほど。マールは銀魔法が得意なんだな?」
「そう!得意だけど、実はちょっとだけ白魔法も使えるんだ!」
「ほぉ(シルバーってあの勇者パーティーの1人にいたよな?あいつは確か家から追い出されていたはずだ。勇者との血の繋がりはない。勇者の血筋ははクリスタル家かミルキー家のどちらかだろう。どこかの世代で少し混じったのかな。白魔法が使える者はごく稀にいるが、昔を思い出してしまうな。これも何かの縁なのか?知っている家と関わることになるのは…)」
「だからより白使いに教えてもらいたいと思ったの!」
「分かった。もう1人はどうだ?」
「…私はマールが行くところについていくから来ただけだ」
「そうか、なら君は必要ない。考える余地もない。元々1人が良かったと思っているのに、ついてきたから私も加えては流石に検討の余地もないな」
「っっ!」
「ミラってば〜素直にいいなよ〜!ミラだけ来れなくなったら私も悲しいよ?」
「いや、マールも加えることは考えさせてもらうが」
「まぁまぁ、ね、ミラ?」
「…け、剣捌きが美しすぎて、弟子にして欲しいと思ったから声をかけようと思ったのよ!!これが本音よ!だから少しはマールのように考えて!」
「そうか。とりあえず分かったから。一旦考えさせてくれ。俺は一旦部屋に帰る」
「じゃ3日後に演習場に来てね!そこで答え出すって!」
「レイ?なぜお前が決めている」
「いやぁぁぁ、どうせ同じこと言うだろうと思ったから…」
「ほぉ、今日は気絶する直前で飛んでいくように手伝ってやろう。気絶前の苦しみを味合わせてやろう。これにすこしはなれるだろう」
「ア、アーテル!?それは勘弁してほしいよー!」
「「(気絶するまで何しているの!?)」」
部屋に戻って来たがレイがちょろちょろしていて、落ち着いて考えることもできないので、現在学園外のカフェにいた。
アーテルは現状知り合いと言う者もレイしかおらず、1人の行動が多かった。その方が都合がいいからである。パーティーに人が増えることは秘密を見られる可能性が高いからあまり気が進まなかったのである。しかしアーテルは友達とわちゃわちゃしたいと思っていたこともあり、同性はレイがいるが異性との関わりは昔も今も皆無であったことからちょっとありかもと思っていた。アーテルもそれなりに肉体年齢と時代について来れているみたいであった。こちらから声をかけるのではなく向こうからやってきているので、パーティーに加えてやっても良いと考えていた。
加えるにあたってやはりどのくらいの才能があるかなど見ておきたいと思ったので、能力を確認して大きな問題がなければ話しを受けようとゆう考えになっていた。
「レイの言ってたように、演習場集合になったな。どこかの日記に3日後の行動書いてあったんではないかと思う。なんかムカつくけど、これがよく知り合っている友達と言うのかな」
ちなみにアーテルはステータスを見ることは特にしない。なぜなら昔はそんな便利なものはなく体感や実力から判断していたので、文字で見るより実際に見る方が早いと考えているからである。唯一使うとすると魔力量を定量的に確認できることくらいである。これほど消費魔力と保有魔力を見やすくなっているのはとても便利だが、誰がこのシステムを作ったか少し気になるところでもあった。
ちなみに他の人たちは基本的にステータスを見て判断することが多く、持っている属性、使用可能な魔法やスキル、加護やレベルで判断することが多い。貴族家ではスキルの多様性やレア度が重要視されている。濃レベルの魔法は基本使うことができないので、武器を用いて使うスキルが重宝されている。
「ほっほっほー。こんなところで黄昏ているのかアーテルよ」
「げっ、学園長。外遊びのお咎めですか?」
「げっとはなんだね。お咎めではないぞ、外にきているみたいであったので、少し話しにきたのだよ。老人の話しを聞いておいて悪いことはないぞ」
「はぁ、それでなんのご用ですか?」
「アーテルよ、パーティーは組んでおいた方が良いぞ。君は1人で何でもできると思っておるじゃろ。だがこの時代において1人でできることなど限られておる。今の者はきちんとした建国時の歴史を知らないが、あの頃は史上最強の魔王が居ってな、あの時代にあれほどの力があると1人でなんでもできてしまうが、今は人との関わりが非常に大事になっておる。アーテルも歴史をもう少し知りたいと思うなら、土産とともにわしのところへくるが良い。おっとっと、この話しは広めるでないぞ。今の偉い人たちがホワイト家を追い出したい理由がバレしまうからな」
「学園長はどこまで知っているんですか」
「さて、なんのことかのぉ。強いて言うならば、あのふざけた結界は現代の魔法使いじゃ到底扱えないし、知り得ない魔法ではあるのぉ。アーテルよ、自身の秘密を打ち明けられる者が近くにいるといいもんじゃぞ。人と共に歩むことは決して悪いことではないし、実に愉快で不思議なものよ」
「なるほど。学園長は何者ですか?」
「わしは学園長じゃよ。学園長でもあり、ブロンド家でもある。安心したまえ、わしは君の味方じゃから、この学園を存分に楽しんでくれ」
「…気が向いたらまたお話ししましょう」
「まぁ外出した遊びは程々にして、友人でも作ることじゃな。君のパーティーなら通常より早めに学園内ダンジョンの探索を許可できるじゃろ」
「学園内ダンジョンですか」
「おや、知らなかったのか?それとも1人だと入れないからそもそも聞いてもいなかったのか?学園には攻略されていないダンジョンがあるが、生徒のレベル上げにうってつけの素晴らしい難易度設定になっておる。しかし最下層付近と思われるところは先生たちでも探索者たちでも攻略できない不思議なダンジョンがあるのじゃよ。まるで誰かを待っているような作りでの」
「…」
「ほっほっほー、ともかくアーテルは学園を楽しんでくれたまえ。ではわしは帰るとするかのぉ」
「今度は俺から伺います」
「そうかそうか、待っておるぞ」
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