一話 困惑
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俺の名前は大野信。高校生だ。帰宅中に自転車がパンクしたので降りようとすると、足が引っかかってしまった。急いで起きようとするが,なかなか起きれない。クラクションが聞こえたので前を見ると,車がきていた。あ,俺死んだ。目を閉じるが,なかなか衝撃が来ない。恐る恐る目を開けると,そこは豪華な広間のような場所だった。すると,俺の目の前にいた人が話し始めた。
「ようこそ、レイヒム王国へ。勇者様。」
「は?」それが俺の異世界召喚されて最初の言葉だった。
「勇者様はまだ理解できていないようなのでご説明しましょう。」そう言って王様みたいな人は話し始めた。まず,この世界には魔王がいるらしく,それを倒すために俺は召喚されたらしい。魔王は最近侵攻を再開したらしく、周辺国家が侵略されているのでその対策らしい。詳しいことは頭が追いつかなかったが,大体こんな感じらしい。
「では,勇者様,ステータスを確認してください。」そう言って水晶を持ってきたのでそれに触れると,ディスプレイのような感じでステータスが現れた。
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シン・オオノ 魔勇者Lv1 魔族
体力(HP)500/500
魔力(MP)10000/10000
攻撃力(AKT)800
物理防御(DF)800
魔力防御(MDF)2000
スキル
勇者 ステータスドレイン
相手のレベルが自分より低い時に発動。相手のステータスの8割を奪う。
ポイントアップ
得られる経験値が200倍になる。
魔物使役「固有スキル」
魔族特有のスキルで、最大で10体まで使役できる。召喚、収納でき、収納している間その魔物のステータスがプラスされる。召喚するとそのステータスは戻る。
全属性魔法
火属性、水属性、土属性、雷属性、風属性、光属性、闇属性、勇属性、魔属性の全属性の魔法をMP消費を抑えて使うことができる。
魔勇剣召喚
勇者剣と魔王剣を自由に出すことができる。
レベルリセット ステータスを残したままレベルを1まで下げることができる。
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なかなかすごい、スキルの活用法を考えていると、叫び声が聞こえた。
「なんだその攻撃力は!!低すぎる!!平均より少し高いだけではないか!!!」すると,あちこちから声が聞こえてきた。
「あの変な模様の意味はわからないが、それでも低すぎる!」などの声が次々と聞こえてくる。ほかには、「そもそも魔族とはどういうことだ!」知るか!召喚された時には既にそうだっんだから。すると王様みたいな人は
「攻撃力は低いが,魔力が高いから宮廷魔法師団に入れよう。勇者様もそれで良いですな?」無言の圧力をかけてきた。何も言えない俺はただ頷くだけだった。そして,勇者召喚は無かったことにされ,俺は宮廷魔法師団に入れられることになった。
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