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山神転生  作者: RERITO
第二章 魔法(?)に目覚めた〜これって魔法って言うのかな…
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1.私を呼んでいる声がする!?!

「どこ、ここは、どこなんだ?」


ゆっくりと、歩く...当たりに木々が生い茂っていて、どごまでも森が続いてそうなそんな予感がする。


「おーい!!」


「キミ、カワイイネ」


「え?」


そっと、後ろを振り向く。なにもいない。


「ぼ、俺は、可愛くなんかないよ!!」


おかしい。俺なんて私は、言わない。



それに、可愛くないよって言われたら、あ、そうなの?やだなあ、照れるなぁ...とか、言うはず。


そっと、手を見る。


私の手...こんなに大きくかったっけ?

いや、子供の手なのは間違いないんだけど、0歳の私はもっと小さくて...


「キミハ、カワイイヨ」


不気味な声が響く。

なんなんだ...こいつ、気持ち悪い。ホスト気取り?とか思ってるけど...ふと、なんだか不快感のようなものを感じた。


これは、この子の感情?


「ソウダ。キミハ、アタイガダイジニスルカラネ」


「なにを言ってるだ....」


「シンバイシナクテイイ...」


ふと、足に変な感覚が...え、なにこれ...なにかが、絡まってきて、嫌!!誰か!!助けて!!


「なんだこれ...きもっ、おい、誰か!!!!誰か!!」


スルスルと絡みつくなにかが、足に縛り着いてくる。それが引きずりながらどこかへと....


「ーーーーーーっ!!!」


ズンッと、目の前が暗くなった....







「...っ!!!!」


そっと、目が覚める....私の身体は、ジットリと汗がでている。


「ん?どうした?お主...なにか悪い夢でも見たのか?」


「はぁはぁ....」


そして、気づく、私今まで息をしてなかったの...


「ん?落ち着いてから話すとよいぞ」


コクリと、頷く....


怖い...ただ、ひたすらに怖い....

なんだったの、あれは、私は、一体なにを見ていたの。


暗闇の中で、唐突に似非ホストみたいなやつがでてきて、草が私に巻き付く...


待って...そもそも、あれって、私だったのかしら?


ぼんやりと、月を眺める...






よし、寝よう!!今のままじゃ、なんもわからないわ!!寝るに限るわ!!


「おやすみ、ウルテンダー...」


「ダーは、余計だ...」


ウルテンのツッコミを、心地よい居眠りボイスと思って...いや、ないわwこんなおじさんみたいな、声が居眠りボイスになるわけw


あー、なんか、眠りにつけそう...





何寝てるんだ!!助けてよ!!




ハッと!!目が覚める。


なにか、使命感に駆られた気がする。

誰!?!私の心地いい二度寝を邪魔する人は!!


(くるしい...助けて!!)


なんだ。幻聴かぁ....


って、なにこれ...私、頭ついに、おかしくなっちゃったの?



「騒がしいな。朝っぱらから、昨日のミルクに変なのでも混ざったか?あの、女...信用しても大丈夫なんだろうな...」


「いや、いや...ゆずってくれるだけでも、ありがたいでしょ!!」


「ん?正気に戻ったか?」


「い、いやぁ....」


幻聴に悩まされて、寝れないなった...なんて....



言えるわけがない。



「ぐーーーがーーーー」


「すぅすぅ...くるるるる、すぅ...くるるる」


草の上で、眠ってるやつらが、羨ましいな...ちゃんと、匂い嗅いだことないけど、あいつら結構臭うんじゃないか?


(たすけ....)


あ、そうだ。幻聴...この幻聴のことをウルに聞くか...どうか...


「ちょっと、ウルテン!!」


「ん?なんだ?」


清々しく二度寝と洒落こもうとしていたウルテンを無理やり起こす。


もう、いいや!!めんどくさくなった。全てが!!全部このウルテンに任せちまえば、問題なし!!


「私、なんか...幻聴が、聞こえるみたいなのよ...」


「ふむ、幻聴とな?」


「およよよ?なんか、面白そうな話してるねw」


グーシャの髭の中で寝ていた(?)ブルー・スカイが、寄ってくる。


なんか、臭そうだから...こっち近づくのやめてくんない?とは言えない。


「ブルーか、こやつ...が、幻聴が聞こえると言っててな...」


「幻聴ぅ?何言ってんのこの子ぉ!!頭おかしくなったんとちゃいますかぁ?w幻聴w幻聴だって...w」


う、うぜぇ....ビンタしてやりてぇ...妖精ってこんなもんかよ...


親身に話を聞いてくれる。ウルテンが優しかったって身に染みるよ....


「待てブルーよ。確かに面白い話では、あるが、こやつの言ってることが、本当かもしれんぞ?」


「あはは....ふぅー、そうなのかな?」


「うむ、魔力の波長を感じたからな...」


「あー....さっきの、魔力の波...君からだったんだ..っていうか、近いの君しかいないし、そりゃ、そうだよね。」


えぇ....wいきなり、魔力とか言われても、ちょっと、困るというか...


「うむ、で、お主なにが聞こえるのだ?」


「うん....なんか、男の子の助けて...っ声が」


「ギャッハハなんだそれwホラーじゃん。怖すぎるでしょ」


「いや、笑い事じゃないって話だよ!!」


ブルーの羽...むしりとって、やろうかな....


「我が、思うに...お主は、何らかの固有の魔法をもっておる。それは、初めてあった時から薄々気がついていたが....探知系の魔法なのか?様子を見るに...」


「いや、いきなり...探知とか...言われても」


いきなり、異世界って感じの世界になってきたんだけど....


(おかあさーーーーん!!!)

余談...

俺思ったんだよね...見せないって設定にしたはずなのに、なぜか公開されてる小説....なんで?w公開しないって打ったよね!!ぎゃー!!!黒歴史がぁ....w


助けてください...


あー!!わかった!!公開できる小説に書き換えちまえばよかったのか!その手があったか...(どんどん雲行きがあやしく...)



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