ニュース速報 飛行機墜落により、学生二十名、教師一名の死亡が確認されました。
後日談の、ようなものです。
速報が入りました。
××市〇〇区で一昨日、飛行機が墜落し、〇〇高校の生徒20名と、教師一名の死亡が確認されました。
中継です。現場の山里さん。
「はい。こちら、〇〇高校が目の前に見えますでしょうか?
飛行機が墜落してきたということなのですが、なぜか被害にあったのは、そのクラスだけということです。
ぶつかって、奥へと行くかと思われますが、操縦席の部分だけが教室に激突。
まるで、狙ってやったかの印象を受けます。
操縦者は、未だ意識不明の重体。上組員、乗客には被害はなかったとのことです。
警察は、計画的殺人も目処に入れつつ、今後も調査にあたるとののとです。」
ありがとうございます。
山里さん。飛行機が墜落というのですが、具体的にどうしてそのようなことがおこったのでしょうか。
「はい。
主にジェットエンジンになにかの不具合が起きたと予想されています。
事故当初特に不具合もなく、起動させ、不備などもなかったということ証言です。
乗客の方にインタビューを撮ったのですが...
『乗った当初は、不備なんてそんな感じられませんでした。ジェットエンジンに火がついたのは、離陸しておよそ、1時間後くらいです。
その間は、なにも変化などありませんでしたので...まさかこんなことになるなんて...』
やはり、異常などなかったらしいのですが、突然燃え始めるという現象には、なんらかの原因があると考えざるを得ないですね。」
ありがとうございました。
では、次のニュースに...
「え!?!このタイミングで....え、ぇ、速報です。操縦士の意識が戻ったとのこと、今から記者会見を開くらしいので、行きたいと思います。」
....わかりました。
では、次のニュースへ...
(どうやら、まだ中継が断れていない模様)
「おい。少し遅れて報道してどうすんだよ。こちとら、情報が命なんだぞ」
「す、すみません。現場は、なぜか人が近づかなくなっていて...」
「おい。そりゃどういうことなんだ。結界でも貼られでもした。と言いたいのか?」
「ち、違います。とは、言い切れないです。飛行機が墜落してから、その近くを通ろうとすると、
その空間だけが、削り取られてたかのように、
一歩あるけば、奥の住宅へ、一歩下がればまた学校の部分だけをのぞいて戻ってきてしまうのです。」
「なんだそりゃ、そんなんニュースで流せるわけがないだろ。」
山里さん。中継を切って喋ってください。
「え? 中継繋がってる!?!嘘だろ。 すみません。今中継を切ります。」
....いえ、今話をしていた方にお話を伺います。
山里さんは、一旦お静かにお願いしますね。
「は、はい。すみません。こちらにきてください。ありがとうございます。マイクを渡しますね。」
「はい。変わりました。」
まず、あなたの仕事はどのようなことなのでしょうか?
「はい。現場を確認して、取材の場所確保する担当を務めさせていただいております。」
ありがとうございます。唐突なので、少ししゃべりにくいと思いますが、少しだけ取材を受けさせていただきますね。
(裏方)
次のニュースは、どうすんだよ。
どうするもなにも、このアナウンサーが独断で、今行動してるからなぁ。
どうする?止めるか?
いや、正直あの場面で止めたらうちの会社の顔がたたない。まず間違いなく苦情が殺到するだろうな。
はぁ、聞いているしかないってことかぁ...
そうですね。
(アナウンサー)
「わかりました。」
あなたが、今言ったことは本当に起きたことなのですか?にわかには、信じがたいことなのですが...
「確かに、自分で言っていて正気を疑われても仕方ないと思うのですが、全て事実です。」
そうですか。どれくらいの時間が経ってから学校へ行けるようになったのですか?
「はい。突如、パンッという乾いた音がなり、なにが起きたのか様子を、見に行くとすでに幻覚のようなものは、終わっていました。
」
妙な話ですね。本当の真実を述べてください。と言っても変わりませんか?全国放送ですよ?一応
「はい。意見は変わりません」
そうですか。ありがとうございました。
「いえ、こちらこそ。」
では、操縦士の会見が開かれるらしいので、その会見では、よろしくお願いましますね。山里さん。
「は、はいぃ...」
続いてのニュースに参ります。