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連なるもの ~菅田の事件簿~  作者: こでまり
策略

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美緒の思惑 後編

 大崎美緒が結花を虐めていると噂が出ていた。

木村純子は美緒の行動を内心喜んでいた。結花には悪いが、あの行動は美緒をよく思わない者が増える。それは純子にとって愉快だった。

結花の鞄から他人の財布が見つかった時は、美緒の援護射撃をしてしまったが、美緒の傲慢さがにじみ出た様子は周囲に上手く印象づけたのではないかとさえ思う。

その後、結花は自殺した。

周囲に気まずさが残った。結花が盗んだとされる物の持ち主たちも、あそこまで言わなくてもよかったのではないかと言い出す者もいた。それにより、あの時追い詰めた美緒に視線が注がれたが、美緒は平然としていた。

あれだけでは足りないのか。

さすが、子供の頃、私の姉を精神的に追い詰め、うつ病にしただけある。もっと、美緒を追い詰める方法を考えなければと思っていると、意外なところから面白い話を聞いた。

どうやって美緒を追い詰めようかと考えていると、美緒を見ている人物に気がついた。

直美だ。純子は仲間を見つけたと思った。

純子はさりげない言葉の中で、美緒のことを探ると言葉に端々に嫌悪感が見られた。

 休憩室で美緒の父親のことを直美に伝えると直美は案の定、会社の中に噂を広めていった。

 純子は美緒の父のことを直美に話すと、面白そうと言ってきた。

二人で美緒の一親のことを調べるのは楽しかった。それを使ってどうやって美緒を追い込もうかと考えるのはもっと楽しかった。

美緒の父はニュースでやっていたことより酷かった。

 二回目というので一回目の事件も調べていくと、美緒とよく似ていると思った。

結花の件で孤立していた美緒に取り入るのは簡単だった。

何度か休日に食事を誘って、美緒が気を許したのを感じた時、直美はある提案をした。

ホテルのウエディングイベントに行かないかと。

美緒は結花の婚約者が好きだと知っていた。そして、純子もその男が好きで結花がいなくなった後、その男に近づいていた。

美緒は父を捕まえたホテルを嫌悪しているようだったが美緒を煽ってホテルを見に行こうと誘うと簡単に乗ってきた。どこまで美緒を落としたら気が済むのかもう、自分でも分からなくなっていた。

まさか、美緒が隠れて人を襲うとは思っていなかった。いや、そう仕向けたのは直美と純子に他ならない。

美緒がホテルを抜け出してのを直美と純子はつけた。

美緒は兄と合流して人を襲った。その様子を純子と一緒にスマホで撮っていた。

美緒たちが襲った人物が誰なのか分かっていたが敢えて口にしなかった。

 美緒と兄は父を捕まえた者たちに恨みを持っていた。それを行動に移したのだ。

 思った通りの行動をしてくれたと直美は喜んだ。姉の復讐が出来たと思った。

ホテルに戻ると美緒はいなかった。純子が部屋を出ていくのを見て、直美は後をつけてみた。

 美緒がチャペルの建物から落ちた。それが思いもよらないことを引き起こすとは直美も考えていなかった。

ホテルの従業員が脅してきたのは直美と美緒だった。

 直美はなんとか抜け出し脅した者に会うつもりだったが、脅してきた人物は待ち合わせ場所にくる事はなかった。

美緒はホテルに怪我の捕書を追及していた。まるで、父親のことへの逆恨みのようにも見えた。

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