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Baby return

作者: アレッジド

小学校4年生の達哉は、

夜中にだけ赤ちゃん返りをする。

特に調子悪い日とかホラー物を見た日とか嫌なことがあった日は顕著だ。

原因は、親戚に赤ちゃんが生まれたことでその行動を見かけることが増えたのと、

今までのいろいろな溜め込んだものや反動があったのだろう。

両親を早めに亡くして兄である自分と2人暮らしであることも拍車を掛けていると思う。

最初は、戸惑いどうしようかと思ったが、

これで達哉の気持ちが少しでも楽になるならと思う存分甘えさせてあげることにした。

実際、家でも夜中以外は不自然な挙動はないし、至って普通の男の子なのだから。


「オギャア、オギャア、オギャァ、オギャァ.....

おぎゃ、おぎゃぁ、おぎゃあ、おぎゃあ…ふぎゃぁ、ふんぎゃぁ…

オギャァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!

うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーん!!!!!!!!!

びぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーん!!!!!!!!!」

達哉の夜泣きが始まり、俺は眠い目をこすった。

「よしよし、大丈夫だからな。」と抱っこして一時的にあやした後、

達哉のズボンを脱がせた。

するとくまのプーさんが描かれたムーニーマンB+プラスの紙オムツが姿を現す。

おしっこサインは青色になっており、紙オムツは少し膨らんでいた。

「オギャア、オギャア、オギャァ、オギャァ.....

おぎゃ、おぎゃぁ、おぎゃあ、おぎゃあ…ふぎゃぁ、ふんぎゃぁ…

オギャァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!

うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーん!!!!!!!!!

びぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーん!!!!!!!!!」

達也がまた思いっきり泣きだした。オムツが濡れていて気持ち悪いのだろうか。

「よしよし、今オムツ変えてやるからな。」

サイドテープを破るとムアっと甘い臭いが立ち込める。

おしりふきでおしりと先端を拭いてやる。

この時、先端を拭くと達哉はオシッコをする癖があるらしいと最近わかってきたので

おしっこで濡れた紙オムツを軽く被せて拭いてやる。

案の定、やっぱりオシッコを漏らした。すると再び

「オギャア、オギャア、オギャァ、オギャァ.....

おぎゃ、おぎゃぁ、おぎゃあ、おぎゃあ…ふぎゃぁ、ふんぎゃぁ…

オギャァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!

うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーん!!!!!!!!!

びぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーん!!!!!!!!!」と達哉が大泣きし始める。

「よしよし、またオムツ変えてやるからな。」

さすがに二度目はないので、しっかりとオムツを交換して新しいオムツを履かせてやる。

「よし、終わったぞ。」

そしたら、達哉はいつも通りに戻る。

少し泣き腫らした目で「ごめんなさい。お兄ちゃん。」と言ってきた。

その仕草が可愛いので「気にすんなよ。」と頭を撫でて、

「じゃあお休み。」と言って床についた。

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