はじめに。
これは作者自身が振り返るための私的なメモのようなもの、或いは反面教師として据えて設置されているものであり、あくまでも個人的な意見や考え方の一つであることを留意していただきたい。
よって必ずしもこれを実行すれば自分の作品が人気になったり閲覧pvが伸びたりするわけではないしそのような効果を保証するものではない。
色んな作品を見ているうちに楽しくなり「自分も」とどんどん頭に様々なアイディアが浮かび、ノートにびっしりと設定やキャラが描き刻まれるものの、きちんとした「作品」として世に出されることがないという人
あるいはそれらを乗り越えて長い月日をかけてようやく作品として形にし、世に出してみたもののブックマークどころか閲覧数すら一向に伸びず、続ける意義や情熱を途端に失ってしまった人
自分にとっては会心の自信作で面白い作品なのにいくら更新すれど誰からも見向きもされない
それならと思って挑んだ次作も結局は1作品目と大差はなく、ますますもって負のスパイラルとなる
結果自分には才能がないのではないか、と夢から醒めて執筆をやめてしまう人
或いは途中までは快調だったが、コメントによる細かい設定の矛盾の指摘や、コメント主による意見や感想によって物語をどう進めてよいかわからなくなり、「この描写にはこういう意図があるんですよ」「今はこうでもこの先良い展開に繋がるんですよ」と作品を使って言い訳を考えていくうちに当初から自分の思い描いたストーリーを貫くことができなくなり、エタってしまったという人
などなど沢山いるだろう。
このエッセイではそんな人間にとって少しでも気持ちの役に立てるようなものになれば幸いである。
だが長ったらしい前置きにもあるように、どちらかというと寄り添うものではなく自分自身にある個人的な感情や意見を全て曝け出してみよう、そこから何か見出してみよう、というものがメインなので必ずしも万人に効力のあるものではないし、時代の変化と共に変わっていくものであるかもしれない。
そう。この時点で薄々勘付いている人間もいるかもしれないが、上記の「そんな人」リストに記載したすべての事例は私が経験したものである。
なので私の視点から、私の経験を交えつつどう書いたらいいのか
何をすればよかったのか、をまとめていきたい。