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幸せになったの

作者: おうどん

だって自分は恵まれているから

この言葉に、何度悔しさを飲み込んだのだろうか


あの時の自分に伝えてあげたい


誰だって機嫌が悪い時はあるけれど、八つ当たりしていい理由はない

謝らなければいけないのは相手だった

きちんと謝れば、私は「いいよ」っていうに決まっていた。

私が気に触ることをしたから”仕方がないこと”ではなかった。


確かに私は逃げるべきだったのかもしれない

でも、私は子どもでそうすれば人生が狭まることを知っていた。

未来への影響を考えてより確実に生き残れる方法を選択したのだ。

その幼い未熟な頭で。


私は悪かっただろうか

そんな馬鹿なことあるわけないだろう?

いつも一生懸命、自分を見捨てずに人に他人で憂さ晴らしをすることなく

傷つけられても傷つけられても人には優しく思いやり深く接してきた。

生きてきた。たとえ「いい子ぶっていると」馬鹿にされても。

本当に私は立派だった。


私は今普通に幸せで、だけど連中が不幸ということも天罰が下ったと聞くこともなく

ふと思い出して虚しさを感じている。


でも、今の幸せは私があの時自暴自棄にならなかったから。

歯を食いしばりながら努力したから、

屈辱をひきつる笑顔で流したから

あのときの選択はもしかしたら、最善ではなかったのかもしれない。

もっとうまくできたかも。

自分の尊厳を守るためにやり返すべきだったのかもしれない。


でも、ね、もう終わったんだ。

苦しみは確かに報われた。報われたんだよ。


だから、もう楽になろう幸せになろう。

あのときしたかったこと、ほしかった言葉、優しい労り全てをあげよう。

今度こそ自分に自分だけのために。

そう、私へ

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