第3話 ヒーローのあの人は小説家
久々に書いてみた。
私の名前は早霧ゆいは正義のヒーローの鳥町明日香さんのサポートをしています。
「あの、明日香さん」
私は明日香さんに声を掛けた。
「ん?どうしたんだ?」
明日香さんは片手にシャーペンを持ちながら聞いた。
「あの、明日香さんはどうしてヒーローになったんですか?」
私はそう明日香さんに聞いた。
「なった理由か?」
明日香さんはそう言って片手をポケットから何かを取り出した。
それは1枚の写真が入ったケースだった。
「これは?」
私は明日香さんに聞いた。
「そこに写っているのは俺の妹だよ」
明日香さんはそう言って少しさみしげな顔をしていた。
「あの、妹さんは今何をしているんですか?」
私はそう明日香さんに聞いた。
「この世にはいないぜ」
そう言って明日香さんは立ち上がりセキュリティーソルジャーの模様が描かれた革ジャンを着て外に出た。
明日香視点
俺はバイクに乗り知り合いに会いに向っていた。
「おっ、見えてきた」
俺はバイクを駐車場に停めてレトロなコーヒーカフェの[カルコ]という名前の店で俺は中に入りいつものカウンター席に座りマスターと話をしていた。
「なぁ、明日香ちゃん」
マスターは俺に声を掛けた。
「どうしたんだ?」
俺はマスターを見た。
「最近バイヤーが何かヤバいアースパーツを売買している噂が流れてるんだよ」
マスターはそう俺に話した。
「まだ、それを手に入る輩が増えるのか?」
俺はそう言って片手にキーホルダーを持ちコーヒーを飲みながら外を見ていた。
ーーー?ーーー
1人の男性が1人の黒いフードを被った人物が片手にサメの牙を男性に渡した。
「ランクB+」
これを男性は40000円で購入した。
「それを使えばきみは最強だ」
そう言ってフードの人物は姿を消した。
ーーー図書館ーーー
俺は図書館の書記室で新たなアイテムの製作をしていた。
それはスマホの形をした何かだった。
「あの、明日香さん」
ゆいちゃんは俺に声を掛けた。
「どうしたんだ?」
俺は片手に+ドライバーを持ちながらゆいちゃんを見た。
「あの、智乃と一緒に買い物に行きたいんですけど!」
ゆいちゃんはそう俺に聞いた。
「ああ、付き合うぞ」
俺はそう言って片手にジャケットを持って歩き始めた。
ーーーショッピングモールーーー
俺はゆいちゃんと智乃ちゃんの買い物に付き合っていた。
楽しい買い物をして俺は二人の笑顔を見ていた。
二人の姿を見ると何だか亡くなった妹と俺の姿が見えた。
ありさ、きみがいた日々はすごく優しくて暖かった。
だけど俺はヒーローでいていいのだろうか。
俺はそう考えていた。
「どうしたの?明日香の兄ちゃん?」
智乃ちゃんはそう俺に聞いた。
「いや、何でもないよ」
そう言って俺は自販機でコーヒーを買いそれを飲んでいた。
その時。
ドゴォーン!!
何かが崩れてきた。
それはショッピングモールの外壁だった。
「なんだ?」
俺はそこから出てきたのは巨大な紫色のサメが出現した。
「メガロドン!ランクB+か」
俺はキーホルダーを片手にヒーローに変身した。
「セキュリティーチェンジアップ」
俺はセキュリティーソルジャーに変身した。
「おい、お前そのアースパーツをどこで手に入れた?」
俺はそうメガロドンに聞いた。
メガロドンは巨大な体を浮かせて噛みついて来ようとした。
俺は片手を前に出してメガロドンの攻撃を片手で防いだ。
パワー系の怪人にはスピードで挑めばいいが俺の得意なのは力技だから相性は関係なかった。
そして片手に力を込めてメガロドンの頭を殴り飛ばした。
「決めるぜ!正義の鉄拳!」
俺の一撃はメガロドンの頭を打ち砕きメガロドンのアースパーツを破壊した。
「やれやれ、ヤバイもんに手を出すなよ!」
そう言って俺は変身を解除して歩き始めた。
ゆい視点
ーーー図書館ーーー
私は夜の遅くにお手洗いに目が覚めてトイレに行って書記室に灯りがついていた。
「あれ?」
中を見るとそこには小説を書いている明日香さんがいた。
明日香さんはインクが顔に付いているのに気にせずに書いていた。
その姿はまるで本物の小説家さんみたいだった。
つづく
次回は二人目のヒーローが登場します。
キャラ設定はまだ不明です。
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