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ジェフ様が魔族を従えている!?

「おいおい……ジェフ様がとんでもないことをしやがったぞ……!」


 一人の領民が声を上げると、様々なところから悲鳴に近い声が聞こえてくる。

 いや、あまりにも興奮しすぎているせいでそう聞こえるだけで、正しくは歓声だ。


 俺を見て――俺たちを見て領民たちが驚く。


 ドレイクの群れに数多くの魔族。そして、一人の姫の姿。


「ジェフ様が……魔族を従えている!?!?!?」

「やべえ!!」

「あいつやりやがった!」


「おいおいおいおい。どういうこった」


 歓声が上がるなか、元ギルドの頭がこちらに駆け寄ってきた。

 動揺しているようで、魔族と俺を交互に見ている。


「ああ。ここに定期的に襲撃を仕掛けてきていた元凶。その魔族の姫様と同盟を結んだ。これでここは安全だ」

「はぁ!? 魔族の姫と同盟だってか!?」


 元頭が驚きを見せ、サラを指差す。


「そんなの聞いたことねえ! 人間と魔族が手を取り合う!? そんなことが――」

「可能だ。そう思わないか? 俺たちの目的を思い出してくれ」


「国家に反逆すること……まさか!?」

「そういうことだ。考えが一致したんだよ」


 俺がそう言うと、元頭が声を上げる。


「さすがは頭だ! 考え方が他の奴らとは違う! それでこそだ!」


 感極まったのか、俺の肩を掴み思い切り揺さぶってくる。

 ははは……元気がいいのはいいことだ。


「ふむ。妾を指差すなんて面白い人間じゃの」

「勘弁してやってくれ。悪気はないんだ」


「分かっておる。冗談冗談。魔族ジョークってところじゃ」


 魔族の姫が言うとジョークに聞こえないから恐ろしい。

 まあ、何かあったら全力で抵抗するだけなのだが。


「で、まずはどうするかの。大勢連れてきたが、やることが多そうじゃ」

「そうだな。まずは民家を修復したい。その後は……武器の調達だな」


「民家は問題ないとして武器か。そうなると、妾は専門外じゃな」

「だよな。まあ、これも闇魔法でどうにかなるんだけど」


「お主……もしや錬成もできるのか?」

「できる。だけど簡易的な物だからどちらにせよ、どこかでちゃんとした武器の調達は必須だけどな」


「面白い! いや、お主は人間離れしておるの! 魔族でもそこまで闇魔法を扱える者はおらんぞ!」

「そうか……闇魔法が万能だと思っていたんだが、もしかして俺もある程度できるのか?」


「無自覚だったのか!? ガハハハ、笑えるのお!」


 散々俺は笑われた後、サラが肩を叩いてくる。

 ニヤリと今度は不敵な笑みを浮かべて、くいと後ろを指さした。


「それじゃあ早速民家の修復じゃ。試しにお主が魔族たちに指示を送ってみろ」

「え……さすがにそれは言う事聞かないんじゃないのか?」


「何を言っておる。お主に強さは誰もが知っておる。知っておろう? 闇魔法を扱える者同士は相手がどれだけの者がなんとなく察することができると」


 俺がちらりと魔族を一瞥してみると、全員が敬礼をした。

 おお……マジカよ。


「……分かった。それじゃあお前ら、民家の修復を手伝ってくれ!」


「「「おおおおおおおお!!!!」」」

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「この戦いが終わったら結婚するんだ」と言った後、本当に魔王を倒して帰ってきた結果~完全に死んだと思われていたようで、何故か伝説になっていた。いや、その墓は俺じゃない。お前の隣にいる~


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