夏休みに親戚の家に遊びに行ったら、「どのお姉ちゃんにする?」と弟がほしいお姉さんに囲まれて…
子兎ピョン
主人公
極龍アイ
体育会系ギャル
氷室シズク
勉強ができるギャル
天音リリ(あまねことね)
甘やかしギャル
僕の名前は子兎ピョン。
ちょっとアニメが大好きな田舎育ちの少年である。
夏休みに母親の実家である東京の家に遊びにきたのだが…
シズク「ピョン君…」
アイ「ピョン」
リリ「ぴょんちゃん!」
三人「「どのお姉さんにする?」」
ピョン「…」
な、なんでこんなことになってるの!?
僕はただ、親戚の家に遊びにきただけのはずだったのに、
その家に年の離れたいとこが住んでるのは知ってたけど、まさかそのいとこの友達が遊びにきてて、しかも全員なぜか弟がほしいとか言い出すなんて…予想外にもほどがあるよ!!
アイ「な、私の弟になったら毎日キャッチボールしてあそんでやるぜ!」
ムギュ 肩を回されて胸があたる。
シズク「アイ、こんなかわいい男の子が野球なんてするわけないでしょ。そんなことより、お姉さんと一緒に勉強しましょうね。微分積分が解けるようにしてあげる」
リリ「二人ともうちの弟になれなれしすぎ!ぴょんはうちのなんだから!遊びに来てるのに勉強なんてしたくないよねー?お菓子食べる?」
ピョン「あ、ありがとう」もぎゅもぎゅ
シズク「たんなるいとこでしょうが!」
アイ「お菓子でつるのはずりーぞ!」
リリ「うっ…いいじゃない!ちょうどそこにあったんだから!これが私の武器なんだもん!!あんたらもなんかあげればいいじゃない!」
シズク「といってもねぇ…」
アイ「別に遊びに来るのに何ももってきてねぇし…コンビニよって飲み物買ったぐらいだよな」
シズク「!ピョン君、喉渇いてない?お姉ちゃんのこのジュース飲む?」
ピョン「え?いいんですか。ちょうどお菓子で喉が渇いて飲み物がほしかったとこです」ゴクゴク
シズク「間接キスしちゃったわね…」
ピョン「( *・з・).*;'.、ブッ」
シズク「あん、ぬれちゃった…」
アイ「おいこら、何ガキに色仕掛けしてんだ!恥ずかしくねぇのか!」
シズク「うるさいわね。戦略の一つでしょうが!だいたい、存在自体が色仕掛けみたいな体してるあんたに言われたくないわね…」
アイ「あぁ?なにがだよ」
シズク「リリと自分の体を見比べてみなさいよ」
ぺたんこー
ぼんきゅぼん!
リリ「ちょ!ひどいよ!アイと比べないでよ!私だって普通に女性としての魅力にあふれるボディなんですけど!ぺたんこじゃないんですけど!」
アイ「あー…リリはそのうち成長するって」
リリ「しないよ!もう成長期終わってるし!!ひどいよ~ピョンー!お姉ちゃんのこと慰めて~頭なでて~」
ピョン「う、うん…」
アイ「おまえさっきから、ずるいぞ!私にも抱きつかせろ!」
リリ「いとこだからいいの!アイはダメ!刺激が強すぎる!離れて!」
アイ「なんでだよ!まだそういうの気にする年じゃないよな?」
ピョン「…えーと…そうでもないかも…」
アイ「な、なんだよ!いがいとませてんだな…そしたら、私と…一緒に…」
ピョン「ゴクリ」
アイ「バッティングセンターでもいくか!?ムラムラなんて吹っ飛ぶぞ!」
ピョン「ははは…いいです…」ガクリ
シズク「やっぱ脳みそ筋肉の体育会系はダメね。ね、ピョン君。そんなのうみそきんにくんはおいといて、私と遊ばない?お医者さんごっこでもして…もちろんピョン君がお医者さんでお姉ちゃんの体を診察…してほしいなぁ…」
リリ「あほーーー!!!」
シズク「いたいわね!」
リリ「それはラインごえ!!いい!?ピョンは健全な青年に育てるんだから!!そういうのは絶対だめなの!!アイもさっさと離れて!」
シズク「はいはい…」
アイ「ごめんごめん、ついついたのしくなっちまった」
リリ「へへ~じゃあ、ピョンはいつもどおり私と一緒にゲームして遊ぼうね~」
ピョン「う、うん…わかった」
シズク「…この二人って…」
アイ「どっちかというと…兄と妹って感じ…だな…」
ピョンとリリはそれからめっちゃ一緒にいちゃいちゃゲームした。
シズクとアイの妨害もあったが、なんだかんだ全員めっちゃ楽しかった。
めでたしめでたし。




