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96.錬金術士スライムの訓練


1匹残ったスライムは大事に育てることにした。

嗾ければ戦うがそれほど凶暴ではない。

いずれ魔物の国の王にしてやろう。

ということで名前はリムルだ。

竜と契約させてやらねばな。

リムルはまずいか?じゃあスラリンかな。

どっちもまずいのか?

「よし、お前の名前はリムリンだ」

特になんの反応もない。

そもそも顔もないしな。

「ぴ!」

おお、クロ。敵じゃないからな。喧嘩しないようにな。


リムリンが勝てそうな相手だと虫とかかな。

野兎程度なら勝てるだろうか。

「あら、なにそれ」

宿を出ようとすると女将さんに声をかけられた。

「リムリンです」

「リムリン?」

「えっと、スライムっていう魔物?種族です」

「あなた魔物まで従えてるの」

「えっと、そんな大したもんじゃないんです」

そそくさと宿を後にした。

あまり作りすぎてもまずいかな。

ある程度育てたら野生に返してあげるか。

そもそも野生じゃないけどな。


リムリンは結構強かった。

流石俺から作られたことはある。

野兎くらいなら余裕で勝てる。

まあ戦うといっても捕食だが。

殴られたり蹴られたりすると少し弱るので、物理攻撃自体は効いているようだ。

だがポーションを飲めば元気になる。

たぶん。

ポーションを飲まなくても捕食でそこそこ回復しているようでもある。

捕食した獲物は、一旦圧縮してから取り込んでいるようで体内で動物が溶かされるグロい映像を見ることはなかった。

その日は野兎ばかり10匹ほど捕食したが体が大きくなることもなかった。

ただ色が少し濃くなった気がする。

ついでに野生動物の血で魔核を作り、スライムを作ったがそれらは非常に凶暴になった。

リムリンの経験値の糧になったわけだが獣のように知性が低い魔核だと凶暴になってしまうということだろうか。


その夜、今までは水を媒体にしてスライムを作ったがポーションとポイズンバイパーの毒を媒体に作ってみた。

予想通りホイミ○ライムとバブル○ライムができたのだが、たぶん、

残念ながら最初に作ったスライムと形はほとんど変わらなかった。

触手が伸びたり溶けかけた形になることを期待していたんだが・・・。

ホイミ○ライムはともかく、バブル○ライムは非常に危険なので宿から甕を借りてその夜は閉じ込めておいた。

牧場が欲しいな。

掛け合わせとかできるんだろうか。

そんな感じで今日一日遊んでいたが実は明日武闘大会に出発なのだ。



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