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7.錬金術士ドワーフの村に泊まる


久々の客人って言ってたな。

商売がうまくいってないのか?

「こんなこと聞くのあれなんだけど、ここで作られる物ってあんまり売れてないの?」

「ん?この村の装備は評判いい。大人気よ」

「あ、そうなの?客人は久々だっていってたから」

「みんな泊まらなくなった」

「そか。この村のこともそうなんだけど、ここら辺のこと全然わからないから、いろいろ教えてもらってもいいかな」

「ん」


しばらくすると手に手に飲み物や料理をもって

ドワーフのお姉さんたちがなだれ込んできた。


「いらっしゃーい」

「あー、ほんとに来てるー」

なぜかドワーフのお姉さんたちはみんな匂いのきつい香水をつけてる。

そしてお姉さんたちからは物凄い圧を感じる。

料理をテーブルに置くたびにみんなべたべたと触ってきて、顔を覗き込んでくる。

全部で20人以上はいるだろうか。


「久々なんだから全員相手してよー」

「今日はあたしよね?」

口々に好き勝手なことをしゃべりだすお姉さま方。

あまりにも騒がしい。

ドワーフキャバクラか。

俺は運ばれたものを黙々と食べることにする。

これ何の肉だろう。ちょっと不安だな。

どの料理も香辛料(?)が効いてるせいか、まずくて食べれないようなものはない。

空腹も手伝ってかどちらかといえばおいしい。

でもどれもちょっと味が濃いかな。

ドワーフ風っていうやつか。

酒らしいものも出たが手は付けなかった。

俺はそれほど酒を飲まない。

いま飲んだらそれこそバタンキュー。

この場で眠ってしまいそうだ。


キャバクラというより

ただただ周りでドワーフのお姉さんが騒いでいるだけの状況ではあるが

お腹いっぱい食べることができた。

別にドワーフお姉さんたちとどうこうなりたいとは思わないし

何よりも疲れてるしお腹いっぱいなんで自分勝手ではあるがそろそろ寝たい。


「みなさん、今日はありがとうございました。そろそろ寝ようと思うのですが」

俺がそう宣言すると一瞬その場が静まり返った。

え?なんかまずいこと言ったかな。

「じゃあ、ベッドに行くのね?」

一人のドワーフ姉さんが聞いてきた。

「はい、どこで寝ればいいですかね」

「おー、寝るってー!」

「早い者勝ちー!」

「それそれー」

口々に嬌声をあげながらお姉さんたちに担ぎ上げられる俺

え?え?何?

別に酔ってないからこんな風に運んでもらわなくてもいんだけど。

お姉さんたちに担ぎ上げられてちらとピピを見ると小さく手を振っていた。

俺はにはその表情を読み取ることができた。


ご愁傷さま。



そのまま部屋に運ばれた俺は

精も根も吸い尽されるのであった。



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