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新時代の英雄は終焉世界を駆け抜ける~無限と永遠の英雄譚~  作者: ネツアッハ=ソフ
旧日本遠征編
36/100

閑話、日記内のとある記述2

 2XXX年◆月▲日(木) この記事は諸事情により破棄(はき)されています。


 ある日、ふと思う事がある………


 自分を(ふく)めた全てがある一つの意思により動いているだけなのではないかと。そして、その疑念はある日ふとした出来事が切っ掛けで確信(かくしん)へと変わった。


 それはある日、世界そのもののはじまりとも呼べるある種の特異点(とくいてん)を観測した事からその疑念は確信へと変化したのである………


 全ての世界の起点(きてん)。全ての世界のはじまり。その観測にはじめて成功したのだ。しかし、それは同時にある存在へのコンタクトに(つな)がるのだった。


 それは、(かみ)のような力を持ちながら神とは()て非なる存在だった。


 世界や時間の流れすら、どうやらその存在の意思(いし)が流れ出た結果生まれたモノである事。そしてそれは全てがその意思により動いている事を意味する。


 そう、例えば確率的に動いていたと思われていた全ての事象も(しか)り。


 例えば、俺が架空塩基を開発しその生産を急いだ事も然りだ。


 つまり、全ての事象はその存在の()の上だったという事実にその時気付いたという訳だ。


 ………しかし、だからこそ俺は思う。そんな世界だからこそ、自身の()をしっかりと保つ事が最も重要なのだろうと。即ち、我思うが故に我あり(コギト・エルゴ・スム)だ。


 例え、この世界のはじまりをその存在が(にぎ)っていようと関係ない。我々は明確な自我を持つが故に確かにこの世界に存在しているのだと。俺は俺だ、俺の意思を持って生きている。


 それ(ゆえ)に………

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