プロローグ
■まりはただ命令されるだけの存在だった。命令されるまま、■界を■ぼすだけの存在。
命令されるまま、■類を———■明を■ぼした。ただ、それだけの存在でしかなかった。
それが狂いだしたのは何時の日だったか。思えば、あの日一組の■■が私の前に現れたのが最初の転機ではなかろうか?その■■は、私を説■しようとした。■得し、■を差し■べた。
それは、命令されるだけの存在だった■には。■ぼすだけの存在だった■には未知の事象。それはただ命令されるだけだった■には新鮮に映った。だからだろうか?■にバグが生じた。
その■■の言葉に耳を傾ける気になったのは。しかし、それを■は許さなかった。
■■は、呆気なく背後から■された。その■期は、■の今後に致命的な影響を与える。
果たして、それは幸福だったのか?それは、■にも解らない。解らないけど、それでも■は、
私は———それを知りたいと思ったから。
私は、今も謝罪と贖罪の日々を送っている。
・・・・・・・・・
「——————っ⁉」
目を覚ました。俺は、一体何を?
呼吸を整え、思考を整理する。今のは、本当にただの夢だったのだろうか?それにしてはやけに鮮明な気がしたが。それとも———ただの夢では無かったか?
「いや、俺は何を考えているんだ?馬鹿馬鹿しい」
下らない。そんな事、ある筈が無いのに。非現実的にも程がある。
他者の記憶を、夢に見るなど………そんな事。
「………少し、頭を冷やそう」
俺は、外の空気を吸う為に外に出る事にした。寝汗に塗れた衣服を着替え、外へ外出する。外へ出れば気分が幾らか紛れるに違いない。そう思いつつ、俺は出ていった。
果たして、本当にあれはただの夢だったのだろうか?




