表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/32

【2】


「伯母さん、このオルゴールなんだけど……。」チェイミーは一階の居間まで降りて来ると、窓際のテーブルで新聞を読んでいたグリーンウェイさんの所に行きました。

 グリーンウェイさんはちょっと老眼鏡を下げて、チェイミーを見ると、

「まあ、チェイミー!何て有様なの!」

と素っ頓狂な声を上げました。

 そこで、チェイミーがあらためて自分を見てみると、確かに手のひらや、お母さんが着せてくれた、よそ行きの淡い水色のセーターや、木苺の細かな模様入りのコクーンスカートが、ほこりや煤にまみれて、所々灰色や黒のまだらになっていました。

「あなたって子は、一日も女の子らしく綺麗な格好で過ごす事ができないの?」

 グリーンウェイ伯母さんは、あきれながら、斑模様ぶちもようの猫みたいになったチェイミーを風呂場に連れて行くと、着ている物を全部洗濯かごに入れさせ、シャワーを浴びさせて、その間に、チェイミーが家から持って来た鞄の中から、替えのよそ行きの服を出してきて、シャワーを終えたチェイミーをきたてながら着替えさせました。


・【エンディング1】へ



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ