上手くいった?
「寮のドア…?」
うまくいったのかな…?
「あ、ここ私達の部屋の前じゃん!すごーい!」
はしゃぐ優香さん。この人の体力すごすぎる…。とりあえず中に入ろう。
「ただいまー…つかれたぁ…っ」
ソファーに座った瞬間、どっと疲れが出る…。
動けない…。
「えーゆづりちゃんいくらなんでも体力なさすぎ…ほら特別棟いくよ?」
えぇ、私の体力がないの?優香さんの体力が半端なくあるだけなのでは…。
「ちょっと、休みたい…」
優香さんがもう特別棟にいこうとしてる…。ちょっと休ませて…!
「じゃあ3分ま、あ、3分間まってあげるんだからね!」
どこができいた事ある台詞なような…それよりソファーのもふもふに負けてガチ寝しそう…!
「いや、優香さんやっぱり休むのやめて特別棟いこうっ!」
「?わかったー!」
優香さんがさっきの魔法陣の書かれた紙を取り出す。
「これ使おー!」
今度は体力使わずに行けそう!
「うんっ!そうしよ!」
「じゃあゆづりちゃん手つないで!」
優香さんの手を握る。
「せーのっ!私達を特別棟に連れて行って!!」
先ほどと同じように紙から閃光が出てあたりが見えなくなる。
何度やってもなれないっ!
「あれ、今回は長い気がする…」
もしかして失敗…!?