朝から…。
ピピピピピピ……。
「んぅ……あれ、目覚まし……うわぁっ……!?」
ガシャーン…ベットから落ちた……実家では落ちたこと無かったのに…。
「何事!?」
優香さんが 飛び起きてきた…。
「えへへ、ベットから落ちちゃって…。」
「え、ゆづりちゃん大丈夫!?痛いところない!?」
そりゃ心配するよね…でも痛みより恥ずかしい気持ちが完全に勝っていて痛いなんて一言も言えなかったし、なによりこの雰囲気からはやく抜け出したかった。
「大丈夫っ!め、目覚ましおいとくとこが悪かっただけだからっ…!いつもはおちないからねっ!」
私自信でもでもわかる、自分の顔が赤面してる事が……!!
「ぷっ、あははははは!!!」
優香さんが笑いだした、うぅ、きっとドジっ子認定されてしまった…。
「あ、ごめんごめん、別に嘲笑ってるわけじゃないよ?ベットから落っこちて必死にドジっ子じゃないよアピールしてるゆづりちゃん妹みたいで可愛くって!」
顔から火がでそう……。
「…私、そんなに…可愛くないですよっ…優香さんのが可愛いですっ!!」
「えへへーありがと!でもゆづりちゃんも可愛いよ!?もっとオシャレすれば、モテモテになれるよ!髪の毛ロングだから色々弄れるし♪」
いままでオシャレとか考えたこと無かった…。ちょっとチャレンジしてみようかな…。
「そ、そうかなっ…。でもオシャレとか分からない…。」
本音をボソッと言っちゃった…。
「んーじゃあ今度おやすみの日に一緒に買い物行こ?私がコーディネートしたげる!」
心強い…!!
「あ、ありがとうございますっ…。」
お礼をいうと…。
「ゆづりちゃん笑顔むちゃ可愛いね♪ニコニコしてた方がいいよ!」
また顔から火が出そうになった。
「ーー!!!と、とりあえず着替えましょっ!あれ?」
昨日制服のまま寝ちゃった気がする…のに部屋着着てる……?なんで?
「あ、ゆづりちゃん!制服1着しかまだ支給されてないじゃん?だから夜中起こしたんだけど、寝ぼけながら着替えてたよ!」
「うあ、そうなの…?」
「うん!」
記憶がない…けど優香さんが嘘つくとはおもわな…
「んしょ、」
色々考えながら視線を上げると優香さんが目の前でいきなり服を脱ぎ始めてた…。
「ああああああごめんなさい!!!」
反射的にあやまりながら180℃視線を変えちゃった…。
「?女の子どうしなんだからいいじゃん?もー、ゆづりちゃん恥ずかしがり屋だなぁ…。」
ごめんなさいごめんなさい…。でもこういうの今まで体験したこと1度もなくてカチンコチンになっちゃうの…。
「恥ずかしいから…私。」
そのまま優香さんを見ないように脱衣場にはいって私は着替えた。