第1話 縮みあがることは正常だ
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ふと目が覚めた。
周りは暗くて何も見えない。
いつの間に眠ってしまったんだろうか?
地面がいやに冷たい。
ベットで寝なおそうと身体を起こすと、周りの壁や床が仄かに光だした‼︎
「ふぇっ、、、、な、、何処ここ、、、」
情けない声が響いた。
これほど情けない声が出たことにもビックリだ。
しかし、仕方なくないか?
なんせ周りは岩肌剥き出しの洞窟みたいなんだぞ!その岩肌が光ってんだ!
誰だっていきなりこんなの見たら同じような反応するだろっ!
「って言うか、、、何処だここ?こんなとこに来たおぼえないんだけど?」
立ち上がりつつ周りを確認。
10m四方の部屋?みたいになっていて俺から見て正面に入り口があり、左奥には窪みに水が湧いている、以上。
それだけだ、それしかない。
誰もいないし何もない。
ふと、俺の玉がキュッとなったので目を向けるといつもより2割ほど萎縮したムスコと目があった。
まぁこんな訳のわからない状況で元気だったらそいつは異常だろ。
だから俺の身体は正常だ。うん、、、、
皆んな、気がついただろ?分からないって?
そんな訳ないだろ?
外に出て、己が足で大地を踏みしめ真下を向けば下半身が見えるだろ?
だが、ムスコと目があうか?あわないだろ?
言うまでもない。下、履いてるもんな。
履いてないならそれはギルティだ。最寄りの交番で厄介になってくれ。
まぁ、今の俺の状態は全裸だ‼︎マッパでもいいが伝わったのならなんでもいい。
訳のわからない場所で身ぐるみ剥がされ、あるのは水だけ。あとは何処に続いているのかわからない出入口、、、、、
目から溢れる汗とともに俺は、、、、
「パ、パンツだけでももらえませんかぁぁぁぁぁぁ、、、、、、、、、、、、グスッ」
叫び虚しくこだまするだけだった。
いかがでしたでしょうか?
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