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いろいろ検証したそうですよ?

ディランは少し戸惑いながらも本をめくっていく。


――――――――――――――――――――――――――――――


チュートリアル④魔物と戦おう!


最後のチュートリアルだよ。そこら辺には魔物がたくさんいるからそれを何体か倒して戦闘に慣れよう。あと君には色々なスキルがある。まぁ色々検証して調べてね。頑張ってね。


――――――――――――――――――――――――――――――


・・・と書かれていた。ディランは魔物を探しながら歩いて行く。すると・・・


「グギャッ!」


ゴブリン(仮)が現れた。チートスキルセットには魔物の種類を確認できるような鑑定的スキルはないのでゴブリンなのかどうかは分からない。


とりあえずディランは暴食刀を振るう。するとゴブリン(仮)は豆腐を切るかのような感触と共に真っ二つになった。


ディランはその光景を見て吐きそうになったがギリギリ我慢できた。


そしてチートスキルセットにあった『アイテムボックス』を使い、ゴブリンを収納する。


そしてディランは同じことを3回ほど繰り返した後、ゴブリンの攻撃を受けたらどれくらいダメージが入るのだろう、と思い一回ゴブリンに殴られてみることにした。


「グギャッ!」


ゴブリンに遭遇した。ゴブリンはのそのそと近いてきて、ディランの腕を手に持っていた棍棒で殴る。


ゴン!


「・・・は?」


・・・ゴブリンの棍棒はディランの腕に一切ダメージを与えることなく、いやディランの腕にヒビを入れていた(・・・・・・・・)。だがディランに痛みは来ていない。


そしてそのヒビはパキッ、パキッ、と音を立てながら修復されていった。


とりあえずディランはもう一度ゴブリンの攻撃を受けてみる。腕にヒビが入る。治る。


ディランはとりあえずゴブリンの首を刎ねる。


ディランは暴食刀で軽く腕を切る。すると腕に傷ができた。その傷からは無傷(・・)の皮膚が見える。その第二(?)の皮膚を傷つけると腕に痛みが走る。


どうやらディランの体は謎の膜のようなものに覆われているらしい。


しばらくゴブリンの攻撃を受けてみたりしていたが何体かゴブリンを倒すごとに腕のヒビが小さくなっていることに気づいた。そこでディランはステータスを確認してみる。


――――――――――――――――――――――――――――――


ディラン 男 創られし者


Lv3


力  1413

耐久 1402

器用 1340

俊敏 1300

魔力 1340


―以下略―


――――――――――――――――――――――――――――――


「レベルが上がったか・・・レベルが上がったから膜の硬さが変わったのか?・・・ステータスの上がり方が中途半端だな・・・どういうことだ?」


(レベルが1上がるとステータスは100ほど増えるとして・・・力と耐久が高いのは何でだ?・・・まさか!)


ディランはゴブリンを探し、そしてゴブリンの首を刎ねる。そしてステータスを確認する。


――――――――――――――――――――――――――――――


ディラン 男 創られし者


Lv3


力  1420

耐久 1402

器用 1340

俊敏 1300

魔力 1340


―以下略―


――――――――――――――――――――――――――――――


力のステータスが少し上がっている。


「・・・なるほど、レベルアップ以外にもそれに関連する行動を取ればステ―タスが上がるのか・・・」


この後色々検証した結果、攻撃を行えば力が、攻撃を受ければ膜などは関係なく耐久が、何かしら作業をすれば耐久が、走ったり回避などを行えば俊敏が、魔力を使用すれば魔力が上がることがわかった。しかもチートスキルセットの中に『ステータス上昇率アップ』というスキルが存在し、これによりステータスが上がりやすくなっていることがわかった。



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