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異世界転生するそうですよ?

とあるコンビニに一人の男がいた。


どこにでもいる普通のリーマンだ。


男は器用貧乏で、顔は中の下位。体格も平均的。少しオタクっぽいところもあるが極点的な凡人だった。


男は買い物を終え、コンビニを出ようとしたその時。


トラックが突っ込んできた。


「なっ―――・・・」


そして男は死んだ。そして―・・・





「おぉ、やっと死んだかぁ・・・いや、人間の寿命としては速いほうかな?」


死んだはずの男の前に全身に白い衣を纏った美人が現れた。


「・・・誰だ?」


「う~ん・・・女神って感じかなぁ?」


「ふ~ん、で俺はどうなったんだ?」


「反応薄いなぁ~ま、いいけど、それで君の状況だっけ?えっとねぇ、適性があって、死んで、昇天する寸前で、異世界転生できそう、ってところかな?」


「は?」


男は最初は理解していなかった。だが最後の「異世界転生できそう」という言葉を聞き、「あれ?これってネット小説でよくある異世界転生じゃね?」と思った。


「異世界転生できんのか?」


「うん、少し説明しようか。まず私は異世界で最終的に神をも超えうる存在を作り出す実験をしていたんだ。そして体の方は完成したんだよ。後はそこに魂を入れればいいだけだったんだ。でもその魂と体の相性が良くないと魂も体も壊れちゃう。そこで私が作り出した体との適性が高い魂を持っていたんだ。だから君が死んだら君の魂をその体に入れよう!というわけだよ、分かった?」


「最終的に神をも超えうる存在とは?」


「そのままの意味だよ。まぁ簡単に言えば尋常じゃないチートを持った体に君を入れるっていうことだね。」


「お前も神だろ?そんな存在を作り出してもいいのか?」


「うん、別に世界を壊されようが私以外の神を全員殺されようが創り出すことができるんだし。あと私がこの存在を消したい、って思っただけでなんでも消せるしね。君が私を殺そうとしたら君を消せばいいだけだよ。これでも一応創造神なんだよ、私」


「へぇ・・・おっそろしいなぁ・・・」


「でしょ?まぁそんな感じで君に私の実験に付き合ってほしいんだけど・・・良いかな?」


「あぁ、分かった。」


「ありがとう!じゃあ君を異世界に飛ばすね。その世界のチュートリアルみたいなものも用意しておくよ、私に会いたくなったら神殿に行って「ゼウス様の加護を受けたい」って言えば会えると思うよ。じゃぁ、行ってらしゃい♪」


女神がそういった瞬間男の視界が光で埋め尽くされた。

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