おいかけっこ
暇つぶしに打ったものです。制作?もちろん3時間ですよ。
プロじゃあるまいし。
短い文章で済まそう。
「はぁっはぁっ・・・」
どうしてこうなった!?
確か僕は、帰宅途中に階段の踊り場で、女子に
『人間からだし汁とりたいから死んで♪』
と言われたんだ。
それで、転がるように逃げてきたんだ。
そうだ・・・そう・・・そうだ・・・。
思い出したぞ・・・。
だけど、ここはまではこないだろ、はは・・・。
「見ーつっけたー!」
「!?」
あいつだ!あいつの声だ!逃げないと・・・殺される!
右手には、光る何かがある!絶対刃物だ!
逃げる!
「あっ・・・」
ひいいいいいいい!!
僕は逃げた。10分くらい走って、沖松島駅まで来た。
そうだ。電車なら・・・、ダメだ。入るときに、ちょうど入ってきて殺される!
だめだ・・・。よし、遠くへ逃げよう!
「!」
僕はその場で止まる。鼻先をナイフが通って行った。
あぶねえ!後一歩で、殺されるところだった!
「て、テメェ!」
「ふふ・・・諦めてないよ?」
完全に目がいっている!こらいかん目だ!
さっさと逃げるに限る。
僕は大きなショッピングモールに入り込む。全長一キロもあるから、そうそうには見つからないとはおもうが・・・。
「あっ、Aくーん!」
「げっ、まずい!」
手裏剣が頭髪を切る。
あいつ!周囲に一般人がいるのに、投げてきやがった!
でも僕は、他人の命より自分の命を大事にする!だから、一般人を身代りにして逃げる。
ひー!後ろで喉から血を吐いて人が死んだー!
「待てー!」
「く、来るな!」
僕は恐怖で脚が動かなくなることはなかった。むしろ、奴の向かっている逆の方向へ進んでいた。そのほうが速い。
また、エレベータは使わない方針でいく。
入り口に立たれていたら終わりだ!
僕は、そのまま階段を上っていく。すると、下の方から、すさまじいエンジンの音が聞こえてくる。
「Aくーん。待ってー!」
チェーンソーを持ってきやがった!しかも、伐採用だ!
これは死ぬがな!階段がただでさえきついってのに!チェーンかよ!
僕は階段でしゃがんで待っておく。
すると、チェーンソーの音が聞こえなくなった。
基本的に、どこかへ行ったとかいうんだろうが、僕はすぐに背後を見るのと同時に前に飛び出る。
その瞬間、僕のいたところにチェーンソーの刃が、下から突き抜けていた。まじか。
「あ、よけられちゃった」
僕はすぐに下に降りて、この女を下に落として、頭をぶつけさせて、記憶喪失になってくれればいいなぁ、と思いながら攻撃する。
案の定、回避されちまった!
あ、でも、バランスを崩したから、まぁどっこいどっこいだなーっと!
げっ、体を起こした!速く逃げないと!疾く、速く!
この後も、いろんな人に迷惑をかけながら逃げた。
僕はどうせ、死ぬならと思いカッターを途中のお店で購入する。
さすがに、もう足と精神が限界だぁ・・・。
僕は高松築港にある灯台の下に来る。
だけど、すでに先客がいた。
赤黒い液体を服や身体に付着させ、周辺の人間を襲った殺人鬼。
「・・・」
「待ってたよ、Aくん」
僕は奴に近づく。もう、何もおそれられない。
もう何も怖くない、というものじゃない。怖いという感情すらない。
僕は赤の他人に、迷惑はもうかけられない。
厄介事しか運んでこない人間は・・・殺すしかない。
―近づいて心臓を一突き―
なぜか笑う女。
「ありがと・・・好きだよA君・・・I love you…」
は?どういうこっちゃ。
僕がカッターを抜いた直後、血液の代わりに光る珠が出て来る。
珠は黒に変化し、黒いガスのようなものが現れる。
「だれだ!」
「死神さ、寿命を迎えた此奴の願いを一つかなえてやっただけさ」
ふざけるな!
「お前の魂も素晴らしい」
「聞けよ!」
何が何だかわからない。
「私のコレクションにしよう」
ソウルコレクション―御霊観賞―
巫山戯るな!
続きを書こうと思っても、薄っぺらになるなぁ。
書いたとしても、だめな脚本になるしなぁ。