メモ帳2 未だ見ぬ龍と仲間入りした龍とその他
●天然種と九十九種
ドラゴンは大きく分けて2種類あり、コウ達のように物から変化したものを九十九種、自然に進化してきたものを天然種と呼ぶ。天然種は大抵人嫌いであり九十九種は人間に恐れられる事を嫌う為、どちらも人間からは離れて暮らす事が多い。九十九種は人型や武装型になって人里に紛れている事もある。
天然種は血の繋がりで兄弟となるが九十九種はカテゴリごとに兄弟に分類される。シロガネ・リョクは魔法の補佐、ユカリとコウは領域指定タイプである。
●共鳴発動
『相性のよいドラゴンと使い手がシンクロ率を上げ、本来よりも強力な効果を得るものである』が、ドラゴンとドラゴンを共鳴させて使う時にもこう呼ばれる。今のところリョク・シロガネ・コウの限定召喚とクロガネ・ユカリ・コウの重力結界が確認されている。
ドラゴンによっては高いシンクロ率の時のみ使える力があると言うが今のところ出番は無い。
●ブレス
天然種の魔力を変換した直接的な攻撃の息吹とは違い、九十九種は対象本人またはその得物にかけて特殊な効果を付加する祝福である。
あくまで祝福なので全ての九十九種が、期待できるようなブレスを持つわけで無い事に注意。
●ユカリ(あっし/あんた)
種族:ドラゴン(紫龍)
形状:翼
能力:重力の変動
前マスターの娘(ユリ)を人質に取られ、魔界を荒らし回る街食いハンニバルとして良いように使われていたがツバサ達によりユリと黒幕による狂言だったと発覚。「教育的指導」を済ませた後牢屋に入るつもりだったがアリアの独断的な判決とツバサ達の誘いにより仲間入り。紫髪・紫眼に紫のマントと翼があるのが特徴。翼は自前だがマントは兄であるコウの真似をしたもの。
契約効果は「遠視・平行感覚の強化」
●ハクオウ(私/君)
種族:ドラゴン(白龍)
形状:脚防具
能力:空気を固定する
サファイアドラゴンに襲われた村でリョクが介抱していた人というかドラゴン、この作品では珍しく丁寧に喋る仲間。雪のような白髪に病的に白い肌が特徴。薄着一枚で吹雪の中に出ようとするくらいには寒さに強い。現在はリョクに自分を呼び出す為の笛を渡し、村の復興作業に勤しんでいる。なおツバサ・ユカリとは未だ面識なし。
契約効果は「魔力を使わずに風を操る」
●アカトラ(アカトラ様/おみゃー)
種族:ドラゴン(赤龍)
形状:腕輪
能力:手に持ったものに魔法を纏わせる
魔界のどこかにいることしかわかってないドラゴン。赤髪・赤眼・猫のような耳と尻尾をもち語尾に「~にゃ」が特徴。綺麗な物やお宝が大好きで盗賊のように忍び込んだり、豪快にセキュリティをぶち破って進んだりと目的の為なら躊躇わない所がある。ただしあくまで見るのが目的であって一度じっくり見たら飽きたように別の物を探しにいく。最近盗賊の都市で赤い獣人を見るようになったという噂があるが……?
なお、大抵のセキュリティが彼女の前では無効化される。コウの虹の鱗がお気に入り。
契約効果は「聴力強化」
●ひーちゃん(僕/君)
種族:ドラゴン(金龍)
形状:金龍の骸・義肢・世界に存在するあらゆる物
能力:光を操る
九十九種の親、自然発生した本当の意味でのオリジナル九十九種ドラゴン。ひーちゃんをもとに天使達がコウやクロガネのような人工物からできた九十九種が生まれた。魔界にいたらしいが「心配性な息子に会いに行く」といって人間界に出た以降の消息はつかめていない。
17歳ほどの少年の姿で金髪に金の瞳、ローブを好んで着ていたらしい。得意武器はハリセンだったとか。
契約効果は「生物の枠を超えて頑丈になる」
●セイロウ(私/貴方)
種族:ドラゴン(青龍)
形状:ナイフ
能力:暗視
人型をとりたがらないドラゴン、変身はできるが自身の能力の特性上ナイフのままでいたほうが都合がいいのだとか。人型時は青髪・青眼、青いドレス姿、語尾は「~ですわ」。現在魔界のどこかにいることは判明しているが詳しくはわかっていない、とある国のトーナメントの優勝賞品が青い刀身のナイフという噂があるが……?
魔界編最後の味方ドラゴンであり、アリアとツバサが予想していた人の体をのっとる能力を持つ……のだが本人はあまり使いたがらない為緊急回避に手を貸す時に使われるくらいである。
契約効果は「気配遮断を会得」