状況整理 家と忌み子とドラゴン
コウの小屋に移動し改めて状況を整理する事になった。
といってもツバサが知ってる事など微々たる物でほとんどコウの話を聞く側なのだが
「まずなんでドラゴンが嫌われてるか知ってるか?」
「確か、悪戯好きでじゃれただけのつもりでもとんでもない被害が出るからって聞いたけど…」
「正解だ。俺が封印された時、確かにそういう噂が流れてた。
でもな真っ赤な嘘さ。人間は人に似て人じゃないものを怖がるから俺はこんなとこに封印されたんだ」
苦笑してコーヒーカップを回し、話を続ける
「で、ツバサが落ちてくるときに掴んだのがここの封印の核になる札だった
この小屋は封印が解けても俺が上に出なくていいように
いや、出てくる必要をなくして出させない為にって用意されたもんだ」
「あ、だからさっき借りっていってたんだ?僕が封印をといちゃったから自由に歩き回ってるんだね」
「そういうことだ、これが俺がここにいる理由。ツバサはなんで落ちてきた?
上に兵士も一杯いたみたいだが」
ツバサはその質問に俯き、迷うように口を開けては閉じを繰り返していた。
「……別に話したく無いならいいぞ?無理してまで知りたいわけじゃない」
「実は、ただ忌み子ってことしか分かってないんだ。」
こちらをまっすぐに見つめるツバサの瞳。……その瞳の色がゆっくりとかわっていく。
それを見たコウはクスリと笑ってツバサを撫でた。
「虹目か。俺とお揃いじゃないか」
「そう、だね。コウと御揃い」
自分の頬を指差して笑うコウにきょとんとしていたツバサも、頷いて嬉しそうに笑った




