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ある朝起きたら、母が敬語になっていた。

掲載日:2026/05/10

朝起きたら、母が敬語になっていた。

嫌な予感しかしない。

ミシミシと音を立てる階段を降りながら、寝癖の着いた髪を手で梳かす。


「やっぱり髪切ったの失敗かなぁ」


とかなんとかブツブツ言いながら、リビングの扉を開ける。

目の前に母が立っていて少し驚いてしまう。


「おはようございます。お嬢様。朝食の準備ができておりますのでどうぞおかけになって。」


と言いながら、椅子を引いてきた。

お礼を言って椅子に座り、朝の情報番組を眺めながら目玉焼きトーストを齧る。


今日は大学が昼からだから、家で少しゆっくり出来るなと思いながら母を見る。


……え?この人さっきなんつった?

少し咳払いをし、


「ねぇ、おかしくない?」


そう聞く。


「どうされましたか?」


「いや、どうされましたじゃなくてさ、なんで敬語なのさ」


思ったままの疑問を母にぶつける。


「あら、言ってませんでしたか?1週間あなたに敬語だけを使って生活できたら1億円ゲットですのよ。おほほほ」


きいてねーよ。あと、お嬢様かあなた様じゃねぇのかよ。

結構ルールガバガバじゃねぇか。

そう思いながら、変な親に育てられたものだと呟く。身支度をして家を出る。


すると家の外が見たことの無い風景になっていた。

広大な草原。龍のようなモンスター。空を飛ぶ大きなペンギン。角の生えた赤目の兎。


「異世界じゃねぇか」


そうつぶやいた後ろから、


「え??なんで??この場合1億はどうなるの??」


そう、母が動転する。

さぁ?どうなるんだろうか。

そもそも大学はどこにあるのだろうか。

なんですかこれは。

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