26話 伯爵夫人の過信と怠慢
皆様、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
冬が過ぎ、暖かな春がやってきてもオルフェ伯爵邸の重苦しい雰囲気は変わらない。
伯爵領は王都に近い位置にあるが、カタリナ・オルフェが一人娘を連れてそこへ赴くことは今年もなかった。
書類上の当主で夫であるアルベルトは一度伯爵邸に現れるが、様々な書類を提出し受け取るだけ。その日の内に領都にあるピッタリア商会の支店に帰る。
アルベルトにとってこの屋敷は「帰る」所ではないのだろう。実際、この屋敷には彼個人の部屋はない。前伯爵のクラハドールの私室は彼に継承されず、いつの間にか物置部屋になっている。
(そう言えばいつの頃だったでしょうね? ルナリアが生まれた時にはもうあの男の部屋はなかった気がするけれど……いいえ、どうでもいいことだわ)
カタリナは余計な思考を頭の外に追いやるように息を吐くと、アルベルトが提出した報告書に視線を落とした。そう、挨拶も何もない業務上の書類だ。
予算の使い道、出席したパーティーや購入したあれやこれや。既にライオットが精査しており、カタリナもすぐに目を通し終えた。判を押し、決裁済みの箱に入れる。
その次に手に取ったのも、アルベルトから宛てられたものだ。ただし、カタリナではなくルナリアに。彼女の誕生日を祝うメッセージカードと、プレゼントだ。
アルベルトは何年も前から同じ文面のメッセージカードを付けた、小さな人形やティーカップなどをカタリナの娘に贈っている。当人は寄り付かないのに。もっとも、祝いに来たとしても心配はいらない。カタリナは彼が自分の娘に近づかないよう、警備の者に指示を出していた。
アルベルトは書類上伯爵家の当主だが、実権はカタリナの手にある。彼女の目が黒いうちは、伯爵領内でのアルベルトの存在は使用人や家臣と大差なかった。
「これはルナリアの誕生日まで、婚約者殿の贈り物と一緒に保管しておきなさい」
「処分しないのですか?」
「必要ない」
ライオットに重ねて保管しておくよう、指示する。プレゼントを渡さず処分までしなくても、ルナリアがアルベルトの悪影響を受けないよう教育するのは難しくない。今の状態を維持すればいいだけだ。
アルベルトが、実はルナリアに対して執着していないのはカタリナも分かっていた。彼はただ、後々のために瑕疵が残らないよう義務を果たしているに過ぎない。そう、ルナリアが成人し結婚した後、平民になった時のために。
「あと何年かすればルナリアも父親のことを忘れるでしょう」
ルナリアが成人した後アルベルトが何をしようと、そしてどうなろうと、障害にはならない。ピッタリア商会と組んで商売を成功させようと、伯爵である間に築いたコネを活用しようと、誰かと再婚しようと。
所詮ただの平民。若い時と違い、今から王宮の文官となって準貴族になることは不可能。ルナリア、そしてオルフェ伯爵家にとって、取るに足らない存在になり果てるのだ。
(それよりも、問題はカルナス・ウェンティア)
今後オルフェ伯爵家の障害になりえるのは、ルナリアの婚約者である次期オルフェ伯爵のカルナスだった。貧乏男爵家の三男のアルベルトとは違い、彼の実家はオルフェ伯爵家と同じ伯爵。そして強権でアルベルトを押さえつけてきたカタリナの父はいない。
カルナスが素直にオルフェ伯爵家の規範に従うことはないだろう。寧ろ、ルナリアが彼の悪影響を受けて他の愚かな貴族と同じように堕落する危険性がある。
本音を言えば、今すぐにでも婚約を解消したい。あんな裏切り者、敵国から寝返った血筋なんて、由緒ある我が一族に相応しくない。汚らわしい。
しかし、同じ伯爵同士で結んだ婚約だ。一方的な理由で破棄はもちろん解消なんてできるはずがない。片方に大きな瑕疵があるならともかく、そうでなければ莫大な慰謝料を払わなければならない。
(払えなくはないだろうけど、お父様が掲げた目標額達成がまた遠のいてしまう。これ以上の増税は貴族法違反になってしまう。どうにか適法の範囲内で……いえ、何とかしてカルナスに『大きな瑕疵』を作らせましょう。
やはり、ルナリアの夫には家臣達の子弟から選ばなければ。ライオットの甥か、ルザムの息子か、年の近い者を)
元々アルベルトが勝手に進めた縁談だ。書類上、名目上だけの当主だと思って油断した。オルフェ伯爵領外では、彼の名が伯爵として力を持つのを失念していたカタリナのミスだ。
失敗は認め難いが、伯爵家の未来がかかっているのだ。なんとかしなければならない。
「次の書類を」
そして気を取り直して、次の書類の処理に取り掛かる。
「こちらです」
「……はぁ」
カタリナはライオットから手渡された書類の束を見て、溜息を吐いた。それは父の代からの御用商人であるルルモンド商会からの要望書だったからだ。
(まさか、アルベルトからの書類より目を通すのが億劫になる要望書があるとは思わなかった)
ピッタリア商会のキノコ栽培場が稼働して以来、ルルモンド商会からの要望書の数はうなぎ上りだ。よほどルルモンド商会はあの事業が目障りらしい。
(確かに、あの栽培場は上手くいっている)
稼働してから約半年。既にキノコをオルフェ伯爵領内、そして王都や他の領に売り出している。
(だけれど、何故そこまで目の敵にするのか……?)
ピッタリア商会の新事業は順調で、手広くやっている。しかし商品のキノコ自体は高級品ではないため、利益はそう大きくないはずだ。ルルモンド商会の売り上げが下がっている、ということもないはずだ。
実際、商業ギルドを通して納められているルルモンド商会の税金は、今年も横ばいだ。なら、商会は以前と同じ利益を得ているはず。
ではルルモンド商会はピッタリア商会の何を気にしているのか。やはり、栽培技術だろうか?
(栽培しているキノコはどれも安価で良質。料理長も珍しく機嫌が良かった)
オルフェ伯爵家の料理人達は普段から食材にかける予算を抑え、贅沢は年に二回――建国記念日の祝祭とルナリアの誕生日――のみと命じられている。その彼らが去年の秋からよくキノコを食材に加えるようになった。
彼らに言わせると、天然物と違い値段も質も安定しているのがいいらしい。たしかに、キノコがよく採れる秋だけでなく、この冬も同じ質と量で手に入れられるのは屋内栽培の優れた点だ。
それを可能にしたうえで利益を確保できるのなら、ピッタリア商会が持つ技術の価値はカタリナにも想像することが出来た。彼らが今後事業を拡大すれば、ルルモンド商会の事業が脅かされることになるだろう。
(それともこの書類に書かれている、ピッタリア商会と専属契約をしている魔道士か? いや、そんな訳がない。宮廷魔道士のような一握りの優秀な者以外、そんな価値はない。商人が雇える魔道士など程度は知れている)
お父様も言っていた。魔道士など、いれば便利だがいなくても金を払って雇うほどではないと)
カタリナの父、クランドールはそう言って当時領内にあった魔道士ギルドの支部に対する便宜を廃した。そのクランドールも魔法を使うことは出来たが、際立って役に立ったことはない。
「仕方ありません。近々ルルモンド商会長と直に話す場をもうけましょう」
書類から真意が読めないなら、直接会って話すしかない。このまま書類の量を増やされ続けるよりは、その方が有意義だ。
「彼らの要望を聞き入れるのですか? それは考え直すべきだと思いますが」
「もちろん、そんなことはしません。圧力をかけてもアルベルトがいる以上無意味でしょうし、圧力以上のことをするのは違法ですから」
名前だけでも、伯爵は伯爵。カタリナが実体のない圧力をピッタリア商会にかけても、委縮すらしないだろう。
それ以上の妨害は、違法になる。オルフェ伯爵領内に支部は無いが、王都の商業ギルド本部が王国政府に抗議すれば伯爵家に罰金が科される可能性もある。
「では、どうするのですか?」
「話すだけです」
些細なことなど気にせず商売に励むよう促し、当家とルルモンド商会の関係は揺るぎないことを語って聞かせれば商会長も落ち着くだろう。これまではそうだったのだから、これからもそうなるはずだ。
だが、それは過信だった。
「……!?」
不意にカタリナは咳き込むと、手からあふれる程の血を吐いて倒れてしまった。
「カタリナ様!?」
まるで主人の代わりのように、ライオットの悲鳴が響いた。
カタリナが次に意識を取り戻したのは、二日後だった。
薬師の診断結果は、過労で体が弱っていたところに季節の変わり目が重なって起きた体調不良だった。煎じ薬を飲んで体を休め、回復に努めるよう勧められた。
「ご安心ください。屋敷の外にはカタリナ様が倒れたことは伏せてあります。お嬢様にも」
屋敷外で働く家臣やルルモンド商会には無用な混乱を防ぐため、ルナリアには心配と動揺で勉学と仕事に支障がでないように、ライオットによって情報は統制されていた。
当然、アルベルトとピッタリア商会にもだ。余計なことを企まないよう、念入りに伏せられた。
カタリナはライオットの対応を誉め、そのまま体調が回復するまで自分が倒れたことは伏せるよう指示を出し療養に入った。
業務の量を減らし、どうしても彼女の決裁が必要なもの以外はライオットや他の家臣達に任せた。その甲斐あって、ルナリアの誕生日までにはベッドから起き上がり、以前と同じように過ごせるようになった。
娘の十歳の誕生を祝って数日後、そろそろ完治したと判断していいだろう。そう思った矢先、カタリナは再び倒れた。以前よりも大量の血を吐いて。
再び呼ばれた薬師の診断は、原因不明。他の薬師に診せても変わらなかった。
それからカタリナの体調は小康状態と悪化を繰り返した。このまま回復するかもしれない。それが誤った希望だと気が付いた時には、もう手遅れだった。
オルフェ伯爵領には優れた回復魔法の使い手は存在しない。依頼する伝手すらない。ライオットは王都まで使いを出して回復魔法の使い手を呼ぼうとしたが――
(間に合わないでしょうね)
ベッドから身を起こしたカタリナはそう諦観していた。オルフェ伯爵領から王都まで片道一週間。王都に辿り着いてからも伝手の無い魔道士ギルドや神殿相手に交渉を纏め、回復魔法の使い手を派遣してもらうのにどれほど時間がかかるか。
アルベルトを、そしてピッタリア商会を頼れれば何とかなったかもしれない。
(私が倒れたことを伏せたのが裏目に出てしまった)
しかし、アルベルトもピッタリア商会長もオルフェ伯爵領を留守にしている。今から連絡を取っても、さらに時間がかかるだけで間に合わないだろう。
(私がこのまま死んだら……我が家は、ルナリアは、どうなってしまうの?)
体と共に心も弱ったからだろうか。カタリナは自分が死ぬことには恐怖を覚えなかった。ただ深い喪失感を覚えるだけだ。しかし、自身の死後に関しては別だった。
カタリナが儚くなれば、彼女の一人娘のルナリアの夫になったものが次期オルフェ伯爵となる。しかし、彼女が結婚するまでの間実権を握るのは実の父親であるアルベルトだ。それまで名ばかりの、書類上だけの伯爵だったとしても。
普通なら、それで何の問題もない。寧ろ、安心できる。
(なんてこと……アルベルトにオルフェ伯爵家の、ルナリアの命運を全て握られてしまう!)
だが、カタリナは恐怖と不安に苛まれた。彼女はアルベルトに恨まれる心当たりが山ほどあったからだ。
実の娘のルナリアに対しては別……とは言い切れない。娘からアルベルトを出来るだけ遠ざけようとしてきたのは彼女自身だ。
(どうすれば防げる? 誰か、アルベルト以外の誰かにルナリアの後見人を頼めば――誰に?)
必死に考えるカタリナだが、オルフェ伯爵家にはルナリアの後見人になる資格を持つ親族はアルベルト以外に存在しなかった。
彼女も、父のクランドールも、そして祖父ビルギットも兄弟姉妹はいない。いや、クランドールには腹違いの兄弟姉妹が大勢いたが、彼はそれを全員法的に勘当して領外に追い出した。彼らとその子孫とルナリアは血の繋がりはあっても、王国が認める親族ではない。
アルベルトの兄とその子、ルナリアの伯父や従兄弟なら後見人になれる。だが、カタリナは彼らの名前も覚えていない。彼らがアルベルトより信頼でき、アルベルトよりルナリアの為を考えてくれる人物だという判断材料が全くない。
カタリナの亡き母の一族は、今もオルフェ伯爵家の家臣として働いている。だが、彼らに頼むのも難しい。
(伯父は亡くなり、従兄弟達に伯爵令嬢の後見人が務まるとは思えない)
彼らを見下すわけではないが、一介の商会員や村長の入り婿、文官や警備隊員には荷が重い。そもそも、王国政府が認めないだろう。実の父親が健在なのに、平民の親戚を後見人にするなんて。
そう、王国政府が認めるはずがない。伯爵家と王国政府の間を取り持ってきたのは、アルベルトなのだから。
カタリナの父、クランドールの時代から王都での社交は全てアルベルトに押し付けられてきた。だから、カタリナは王都の人間を書類越しにしか知らない。会ったことも、顔を見たことすらない。
(他の貴族、オルフェ伯爵領の周辺の領地を治める領主達は……駄目だ)
ラング子爵やベルメン男爵といった家名はすぐに浮かぶ。しかし、彼らがどんな人物なのかカタリナは知らない。周辺の貴族との付き合いを、彼女は全くしていなかったからだ。
彼らと交流を持っていたのは、アルベルトであってカタリナでもルナリアでもない。
(なんということ……誰か味方は……ルナリアの助けになる人はいないの!?)
家令のライオットや騎士団長を務めるルザム、他にも執事長や侍女長、料理長以下伯爵家に、特にカタリナの父クランドールの代から忠実に仕えて来た家臣団。父の代から懇意にしているルルモンド商会。彼らは間違いなくルナリアの力になってくれる。
だが、彼らだけでは足りない。ライオットやルザムがどんなにルナリアを支えようとしても、悲しいかな家臣や使用人に過ぎない。アルベルトに面と向かって逆らえば、最悪の場合鞭を受けた上に解雇されてしまう。
ルルモンド商会も、様々な面で力になってくれるだろうが屋敷の内側でのことに口出しは出来ないだろう。
カルナス・ウェンディアは婚約者であるルナリアの力になってくれるはずだが、彼と娘の婚約を成立させたのもアルベルトだ。彼の意向を無視することは出来ないだろう。カタリナが彼との婚約に反対していたのが伝わっていれば、猶更。
(なら、ルナリアは自力で家臣団を率いて伯爵家を守っていかなければならないの? ……無理だわ。出来るわけがない)
親の贔屓目を抜いても、ルナリアは頭のいい子だ。十歳になったばかりなのに、勉学も仕事も完璧。文官としてなら今すぐにでも働ける。自慢の娘だ。
だが、領主としてはまだ無理だ。ルナリアは従順すぎる。部下を持った経験がない。家臣達がいくら彼女を支えようとしても、アルベルトが強権を振るいその家臣達を解雇して他所から雇った者に入れ替えてしまえば、抵抗できないだろう。
そもそも、ルナリアは未成年だ。書類に決裁の判を押すにしても、後見人か後見人が定めた大人が認めなければならない。
考えてみれば、婚約者のカルナスを除けばルナリアのことを屋敷の外の人間は名前ぐらいしか知らない。
もし仮に、アルベルトが全ての家臣と使用人を入れ替えた後、同じ年頃でそれらしい髪や瞳の色の少女を連れてきて「ルナリア」と名乗らせたら。誰がそれを偽者だと見破れるだろうか?
その恐ろしい事実に思い至った時、カタリナは背筋が凍り付くような寒気に襲われた。
(私が後十年、せめて五年生きていられれば……)
父の代から続けてきたオルフェ伯爵家の運営方針は、アルベルトによって変えられてしまうだろう。もう少しで目標金額まで届くところだった伯爵家の財貨は湯水のように浪費され、他の愚かな貴族と同じところまで堕ちてしまうだろう。
それは避けられない。盤石だと思い込んでいた家と娘の将来は、自身の死によってあっけなく崩れる運命にあった。
(いったい何故こんなことに?)
それを悟ったカタリナは、ここまで事態が悪化した原因を求めた。入り婿の分際で父に逆らい続けたアルベルトか? 彼と結婚する原因になった王命を下した当時の国王か? それとも私の病を治せない薬師達か? 私が倒れるまで病に気づかなかったライオットか? 優秀だが従順すぎるルナリアか?
悪いのは誰だ? 誰のせいだ?
責任を押し付けられる、自己を正当化するための生贄を捜すカタリナだったが、理性がそれに待ったをかけた。
(……悪いのは私だ。お父様を信じた、信じすぎたこの私自身のせいだ)
カタリナの父、クランドールは味方を作る努力を怠った。腹違いの兄弟姉妹たちを排除し、自分に忠実ではない家臣を排除し、神殿もギルドも魔道士も排除した。
さらに、自身を次期伯爵家当主に選んだ王国政府と周辺の領主達との交流を断った。
そして、異物であるアルベルトを遠ざけた。カタリナの懐妊もルナリアが生まれたことも彼に知らせなかった。
カタリナはクランドールの死後もその方針を徹底して維持してしまった。父の方針はすべて正しいと思い込み、疑うことをしなかった。アルベルトの要望も、「ルナリアが成人し結婚すれば排除できる。それまでの辛抱だ」と耳を貸さなかった。
そして自分の命はあと僅か。残るのは自分達に恨みを持つ夫と、味方の少ない娘。
もし何か一つでも変えていれば、今とは変わった未来があったかもしれないのに。これほど娘の将来を憂うこともなかっただろうに。
(もう全てが遅い。私は手遅れ)
指先から腐り落ちていくような絶望を味わいながら、カタリナはベッドの脇に置かれた鈴を鳴らしてメイドを呼んだ。
「紙とペンを。それとアルベルトに私が倒れたと伝えなさい」
「カタリナ様、よろしいのですか?」
「ええ、頼みましたよ」
アルベルトがどこにいたとしても、自分が死ぬ前に彼が帰ってくることはないだろう。哀れみを乞うことも、娘に慈悲をと縋ることも無理だ。
ならせめてと、カタリナは遺書を残すことにした。
(どうせ信じてはもらえないと思うけれど……)
もし少しでも恨みを軽くできたら儲けものだと、自暴自棄に近い心境でアルベルトへの謝罪の言葉を紙面に残す。
そしてルナリア、ライオット宛の遺書も記していく。
駆けつけてきたライオット、それにルザムが「気を確かに」とか「弱気になる事はありません」と励まそうとするのを宥めながら、カタリナは遺書を纏め終えた。
その翌日――
「ルナリアを呼びなさい」
カタリナはライオットにそう頼んだ。
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