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狐さんと行く歴史探索  作者: 貝石箱
歴史探索部

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13/51

13.

活動内容の良く分からない文化部にあるという活動報告。そんな話。


 更に翌日、休日の朝。

 今日は学校が休みという事もあり、僕は二日続けてベッドの上で過ごしている。

 体の方は、動き回っても平気なくらいまで回復しているけれど、痛みを耐えてまで何かをしようとは思わない。

 狐さんと出会ってから色々あったといえ、人は急にアウトドア派になったりなどしないのだ。


 ……しかし、退屈だ。グループチャットも熊谷君が来ないと男子僕一人になるからしばらく見ないって決めたし。


 暇を持て余していると、どうしても部のみんなで山に行った日の出来事を思い出してしまう。


「うがぁぁぁ、なにが「……アレが皆を飲み込む前に僕が全て終わらせてやるッ!」だよっ!僕、おもいっきり中二を発症してんじゃん!」


『まったく、能天気というかなんというか充分と怖い思いをしたはずなのだが……項よ、その病(やまい)はもう諦めるしかないのではないか』


 そうは言うが簡単に諦められるものではないのだ。

 昨日ずっと反応のなかった狐さんは夜に普通に『おはよう』といって起きてきた。狐さんが眠ってから24時間後くらいだろうか。


「それにしても……ああいう事は毛利さんか武田さんに起こると思っていたんだけどなぁ……ねぇ、どうして住吉さんに福島正則(ふくしままさのり)が降りてきたんだと思う?」


『さぁな、我が知るわけないであろう。まぁ、おそらくはあの巫女の能力(ちから)と関係あるのではないか?』


「……だよなぁ。結局、住吉さんに聞かなきゃわからないんだよなぁ……」



 ……不意にスマホから着信音が鳴り響き、確認すると毛利さんからのようだ。

 一体何の用事だろう。


「もしもし、どうしたの」

『……あっ、山田君って今日暇?』

「うん、まぁ、今日は予定いれてないから暇と言えば暇かな……で、どうしたの?」

『……えっとね、もし良かったらこれから出てこれない?……無理ならいいけど……』


 ……えっ!?これって、もしかして、もしかしなくてもデートのお誘い?


「別に、大丈夫だけど、どうし………どこにいけばいい?」

『……良かったぁ……実は今日山田君と色々見て回りたいと思ってたんだよね。じゃあ30分後に学校近くの公園に集合ね!』


 女の子との通話に緊張して「どうしたの」を連発してしまったけど、変に思われていないだろうか…?


『…………あ、ちょっと待ってッ!説明するの忘れてたけど、あのね……』


 よくよく聞くと、部の活動報告の資料集めの為、色々回りたいとの事。

 休日に活動しているとは言っていたけど、部活ならみんなに声掛けてるやつだこれ。

 まぁ、所詮はこんなもん。


 だけど……これまでは、何もないまま一日が終わってたんだよな。

 人は急にアウトドア派になったりしないが、周囲の環境が変化すれば変わるものもあるらしい。



 ……って、急がなきゃ! 移動に徒歩15分かかるから手早くシャワーと歯磨き、髪はこのままでいいや!後、服はなにを着ていこうか、洗ってある服どこだっけ………ドタバタッ




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