天狗の神隠し ―ジャンル・歴史―
私にとって歴史物といえば、その頭に「日本の」というのがつきます。
特に、歴史上の事件や文化にまつわる、無名の人間たちの物語を書くのが好きです。
今回は「神隠し」をテーマにしました。
神隠しというのは、その名の通り、神様が人間を拐かして連れ去る、というのがイメージだと思います。
これが、実際には「人べらし」であったり「身売り」であったりしたこともあったようで、その辺りをくすぐってみようと思い、書いてみました。
自分で言うのもなんですが、力作です。
https://ncode.syosetu.com/n3215jd/
裏設定としては、天狗の正体は抜け忍で、里を抜ける時に左の頬に「業」の焼印を押されています。それを隠すための天狗の面だったりもしますが、本編にはあんまり関係ありません。
高尾の天狗や神隠しなどを「こうだったかもしれないな」程度の考察で書いております。
私は基本「面白ければいいじゃん。こまけえこたぁイインダヨ」の精神で小説を書いているので、細かい考証だなんだというものにはとんと無頓着です。
それっぽいなぁ、くらいの感じで楽しんでいただければ幸い。