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何処かの世界で起きた超大規模な集団異世界転生の記録

作者: コセテト

あんまり設定とか練り込んでないので読みにくかったらごめんね

ある日宇宙のどこかで現れたそれは、便宜上は隕石とされた


しかしそれは隕石と言うにはあまりにも常軌を逸した代物だった






始まりはどこかの天文学者の観測で新しい星が見つかった事だった


前日迄は存在しなかった筈の星が見つかったのである


そして一ヶ月が経ち観測による変化が確定した時、学者達は愕然とした


それは地球へ向かっている、真っ直ぐに直撃する進路で


それは地球よりも巨大であり、大小様々な星を崩し進んでいる


それが地球へ向かっている、地球の終わりが唐突に始まったのだ


その終わりの時の予測時間は最初の観測から3年後


観測内容が伝えられた各国の政府は協力して宇宙へ逃れる為の宇宙船を作る事を決定


初期こそ開発は難航したが一年程経過した頃から急激に開発が進行、地球の終わる半月前に完成した


明らかに開発期間が足りないと思われ、実際初期のプランでは短く見て二十年はかかると言われていた為、完成したのは急激な進行が始まった頃に何かしらのオーパーツが見つかったからではと推測されているが、真相は不明である


少なくとも、地球に残された人類には知らされていない






当たり前と言えば当たり前だが、地球の推定人口六十億以上を全員受け入れられるような船は設計不可能であった


搭乗員は十万人、地球の科学力から考えればこれでも相当頑張ったと言えるだろうがこれを同時に量産できるような状況では無かった


故に完成前からこの船で脱出し人類を存続させる十万人は選定されており、完成予定一週間前から開発現場に集められた


そして完成した翌日に選定された十万人は脱出したのである、それ以外の人類を全て置き去りにして


当然の事だが選定されなかった人々の多くは怒り狂い、残された人類の最期の半月の間、人々の生活はこれ以上は無いのではないかと思わせる程に荒れた


…納得している部分はあったのだと思う、二隻目三隻目と作るには時間も物資も人員も、何もかもが足りていなかったのは素人でもわかりきった事であった


自分はきっと選ばれて助かると思っていた人間は多数いたのだろう


こんな何処か非現実的な状況なら思いがけない奇跡が起きると思っていた人もいたのだろう


どうせ終わるのならと欲望のままに好きにしたかっただけの人もいたのだろう


そんな人々が地球全土で好き放題に暴れて過ごしていたのだから、荒れるのも当然の事だった


そして現実は何も変わりはしない、終わりの時は予測されていた日に訪れた


























































そうして自己意識が消えた、いや消えたと思っていたのに


不意に目が開いたような感覚を覚えたと思えば、眼前に余りにも大きな石がぶつかって壊れていく青い惑星が見えた、その壊れゆく星を地球だと思ったのはある意味では当然だっただろう


死の間際に何か夢を見ているのだろう、そんな風に感じながらふと周りを見れば明らかに数え切れない数の人が居た、驚きながら前を見ればそちらにも無数の人が居た、地球はもう見えなかった、足下を見れば浮いている、地球の時点で薄々感づいていたがここは宇宙空間だった


何が何だか分からない、そうしていたら上になにやら光のような何かが現れた、最初は太陽かと見紛う程の輝きは次第に弱まり、やがて光が消えると人がそこに居た、その人を見た瞬間恐らく全員がこう認識した


この人物はこの世界の神である、と


神が口を動かす


一体何を言うのか、緊張からか自分の手を握りこんでいた


そして―――






地球の生命さん達皆ごめんね


この世界の管理中のうっかりで君達の星を壊しちゃって


まだ君達の時間感覚で言う所の一千万年はあの星残せたのに動く星の軌道間違えて重ねちゃったんだ


こんなうっかりやっちゃってたなんて星と星がぶち当たるまで気付かなくって






神は言った


この終わりはうっかりだったと―――






とりあえず君達の感覚でいう五千年くらいかけて生命さん達が暮らせる惑星作り直すね、出来上がるまでのんびり待っててね、今の君達ならちょっと眠れば五千年くらいすぐだから






神は言った


五千年で星は作れると


眠ればすぐだからそれまで待っててと―――






そうした説明が終わったと思しき所で何処かの誰かから声が上がった






眠るより別の世界に転生したい






神が答えた






それでもいいよ、生命が足りないって嘆いてる同僚も結構いるから


まずは送っても大丈夫か聞かないといけないから君達の感覚でいうところの十分待ってね






そう言い残して神は消えた


十分程で再び神は現れた






送って欲しいって同僚達と話をつけたから別の世界に転生したいって生命さんはこっちに来てね


転生しないならここでのんびりしててね






そんな軽く決めて良いのだろうか、そんな感情を抱きながら周りを見れば人が神の方へ流れていく


少なくない人数が転生するようだった、近くの人の中にも流れていく人が見える


自分自身を含めて別世界に転生しない人も少なくないようだった






しばらくして流れていく人がいなくなった


相当数の生命が流れていった筈だがまだまだ無数の人が周囲にごった返していた


ふと上を見れば神がいた






のんびり過ごす生命さん達はここで自由にしててね


同僚達に話はつけてあるから今からでも転生する事もできるよ


転生した生命さん達は死んだ後望めばまたこっちに戻ってこれるようにしてあるよ


だから新しい星が出来上がっても戻れない、なんてことは無いからね


それじゃあ、ごゆっくり~






そして神は姿を消した


神の話を聞いて、ここでしばらく好きなように過ごす事にした


いずれ転生もしてみるかもしれないが、暫くはここで過ごすとしよう


しかし別世界に転生した人々の数はどれ程の数なのやら


数千万か数億か、もしかしたら数十億なのか


わからないが一つだけ確かなことは、数多の転生者が数多の異世界に転生したという事だ


それによって何かが変わるのか何も変わらないのか、しばらくは夢想しながら過ごしていられそうだ







雑に考えた設定達


神の見た目

見る人の神イメージで変わるという設定、なのであの口調でおじいちゃんでもおばあちゃんでもロリでもショタでもお兄さんでもお姉さんでも猫耳少女にも狐の尻尾女子にも乙女ゲーのイケメンにも狼顔の獣人にもなる、見た目だけ



神の権限

作中に登場した神やその同僚神達は世界管理する神、自分の管理世界にいる生命さん達に対しては絶大な権力者、そうでない場合もちょっとしたチートならノーガードでカキーンと弾くんじゃないかなってイメージ

世界とか個人とかにガンガン干渉する神はこの管理神達から見たら生命さん達の中の一つに過ぎない



呼ばれ方

人だけじゃないので神からの呼ばれ方にはうっかり人達って使わないようにささやかな注意を払った、転生した中にはきっと動物達も結構居るかと



宇宙船

脱出した十万人がどうなるのかは…考えてないです、こっちも小説のネタとして使えそう

ちなみに船の性能的には謎テクノロジーで船の運用エネルギーを完全に自給自足しながら何処までも行けるみたいな感じ、設定がふわふわしている

ちなみに転生してない人の中にはこの宇宙船を追った人も居ると思われる、悪霊みたいに何かしたりとかは出来ないので観察オンリーだけど



転生する場合

転生先の世界の管理神と作中に出た神の分体との三者面談で転生後の境遇とか転生特典とかを決めるイメージ、チートも付けれると思うけど転生者を受け入れる管理神は多分いい顔しないと思われる、生命増やす為に入れた奴に自分の管理世界を荒らされたら普通キレるだろうし



残った場合

地球で作られたあれやこれやが何でもイメージしたらやれる感じ、謎電波でネットワーク対戦ゲームとかネットサーフィンも出来る、料理もイメージしたら好きなときに好きなように食べられる、いつでも寝れる

ちなみに描写してないだけで周りの人達とは普通に会話もできるし接触も可能です、つまり三大欲求全部満たせる



語り手は誰か

思考だけ超冷静なモブ、見た目年齢性別全部読み手の想像に丸投げ、ちなみにこの人は転生予定皆無

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