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1分で読める短編シリーズ

訛り

作者: 優木貴宏

地方から出てきた私は訛りが強かった。


学校ではみんなから何をいっているかわからないと言われ落ち込んだ。


それから時間を掛けて訛りがでないように話し方を練習した。


その甲斐あって今では訛りがでなくなった。


しかし、突然の事があるとついつい訛りが出てしまう。


その人との出会いの時も廊下を走っていた彼が私にぶつかって来たので文句をいう際についつい訛りが出てしまった。


私はやってしまった、また馬鹿にされてしまうなんて思いながら彼を見ていると


「ごめんごめん、それにしても訛りがすごいね」


なんて申し訳なさそうながらも笑顔を向けて話しかけてきたのだ。


訛りがでないように注意しながら


「大丈夫ですので、訛りのことは気にしないでください」


と言いながら去ろうとすると


「なんで?その訛り方凄くかわいいと思うのに」


と声をかけてきたのだ。


その時から私は嫌いだった自分の訛りが好きになっていったのだ。

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